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これまた随分と間が空いてしまいましたが、soundmattersの「foxL V2 Bluetooth」スピーカーレビューの3回目、というか最終回は音質インプレ編。1、2回目のレビューをご覧いただいてない方は先にご覧いただけると幸いです。

ポータブルBluetoothスピーカーの革命児「foxL V2 Bluetooth プラチナエディション」を試す~概要・本体編
ポータブルBluetoothスピーカーの革命児「foxL V2 Bluetooth プラチナエディション」を試す~ペアリング編

foxL V2の対応コーデックと付属の有線ケーブルについて

foxL V2 Bluetoothの標準モデルはSBCのみですが、プラチナエディションモデルはapt-Xにも対応しているのが大きな特長。送出機側がapt-Xに対応していればより高音質な音楽再生が楽しめます。

また、プラチナエディションモデルには、有線接続用として米AudioQuest社の高級オーディオケーブル(REVERGREEN Audio Cable)が付属しています。アナログ接続ですが、ハイレゾ対応のポータブルプレイヤーなどと組み合わせれば、こちらでもかなりの高音質の音楽再生が期待できます。

基本的なfoxL V2のスピーカー特性について

foxL V2は非常に小型な本体に約3cmのスピーカーユニットを2基搭載していますが、幅がたったの14.3cmゆえに、50cmほどの距離でしかも真正面という、ニアフィールドのリスニングポジションでも無い限りステレオの音場感を実感することはできないです。他のポータブルスピーカーにも同じ事が言えますが、foxLは他と比べてもさらに一回り小型なので致し方ないところです。

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とはいえ、点音源としての音質は大変優秀で、標準のSBCコーデックにおいても高中域にかけての解像感が高く、全体的に非常にクリアです。ボリュームを上げすぎるとさすがに音割れが若干気になりますが、さしたる破綻も無く、大音量でも聞かせてしまうバランスはさすが。

驚かせられるのはこのサイズからは想像のつかない低音。バッテリーを有効活用した独自開発のパッシブラジエターの効果はすさまじく、ボリュームをさほどあげなくても木製の机などがブルブル震えてしまうほどです。振動防止用のパッドが付属しますが、自分の机の上ではパッドがあっても音量によっては動いてしまうほど。

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BOSE SoundLink Mini Bluetooth speakerのような超低音こそ出ませんが、高中域のの音の良さと、パッシブラジエターによって加味される低音のバランスが実に良いのです。目をつぶって聞いたら、一昔前のDTM用のモニタースピーカーと勘違いしてしまいそうな感じ。

置く場所によっても、鳴りが変わるのがこの手のスピーカーの面白いところ。壁をしょわせれば低音が前に出てきて迫力がアップします。音質にこだわるならニアフィールドがベストですが、点音源のBGMシステムにするなら、部屋のどこに置いてあってもちゃんと機能します。部屋毎のベスポジを探すのもこの手のスピーカーオーナーの楽しみだと思います。

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点音源としては、インターネットラジオがとても聞きやすいです。BOSE SoundLink Mini Bluetooth speakerとは持ち上げる低音成分が異なるので、音楽もDJの語りもどちらも非常にバランス良く再生できます。

にしても、このサイズである程度の低音成分を含んだ高音質なサウンドを、それもかなりの音量で楽しめるのは本当にすごいことだと思います。これをすでに3年前に製品化していたということも特筆すべき事でしょう。

今年も数多くのポータブルスピーカー新製品が発売されていますが、このレベルのサイズでこれだけの音質を実現しているものはそう多くは無いと思います。実際、手持ちのiOS・AndroidデバイスはSBCオンリーになりますがこれらと組み合わせても高音質な音楽再生が楽しめました。

ちなみに、foxL V2の低音を補うためのパワーアンプ内蔵サブウーファー「foxLO」という製品がこの夏に発売されたようです。これがあれば、BOSE SoundLink Mini Bluetooth speakerに負けない超低音も出せるのではないかと思われますが、ウーファー単体で18,800円するのとAC電源が必要になるとのことで、これまた単純比較は難しそうです。

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