ヤマハ、NFC・Bluetooth接続対応のWeb会議用マイクスピーカーシステム「YVC-1000」

コンピュータ

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ヤマハ ユニファイドコミュニケーションマイクスピーカーシステム『YVC-1000』

ヤマハは、マイクとスピーカーを独立させた分離型で映像と音声の一体感を生み、より自然で快適な遠隔コミュニケーションを実現する、高音質ユニファイドコミュニケーションマイクスピーカーシステム「YVC-1000」を、5月中旬より全国で発売。本体価格は税別120,000円。拡張マイクが税別30,000円。

ヤマハは2006年よりWeb会議システム市場に参入。会議用マイクスピーカー「Projectphone」シリーズが高い評価を受け国内市場においてシェアNo.1を確立する中で、遠隔会議(Web会議・TV会議・電話会議)システムが遠隔授業・講義・セミナーや遠隔相談など会議以外の用途にも拡大していることに着目。これまでに培ってきた技術と品質を受け継ぎ、より自然で快適な遠隔コミュニケーションを実現するため、進化した新シリーズ「Yamaha Voice Communication(YVC)」の提供を開始するにいたったとのこと。

YVC-1000」はマイクとスピーカーを独立させた分離型を採用した中~大会議用マイクスピーカーシステム。低音から高音までクリアに再生できる高音質スピーカーを、ディスプレイなど映像の前に置くことで、映像と音声の一体感を向上。独自の音声処理技術を多数搭載し、「話しやすく」「聞きやすく」「疲れない」機能を強化し、より自然で快適な遠隔コミュニケーションを実現したとか。

YVC-1000の主な特長

ディスプレイの前に置くことで生まれる、映像と音声の一体感

マイクとスピーカー各々を独立させた分離型。スピーカー(音声)をディスプレイ(映像)の前に置くことで、映像と音声の一体感を生むことができ、より自然で快適な遠隔コミュニケーションを実現。

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ヤマハ独自の音声処理技術を多数搭載した、臨場感あふれる高音質

高性能の適応型エコーキャンセラーをはじめ、ヤマハが長年培ってきた高音質技術を数多く搭載。マイクで収音した音から人間の声を高い精度で判定する技術「HVAD」(Human Voice Activity Detection)をさまざまな音声処理に組み込むことにより、音声とノイズをしっかり仕分けして、「話しやすく」「聞きやすく」「疲れない」音声コミュニケーションを実現。

【ヤマハの音声処理技術】
  • 適応型エコーキャンセラー
    スピーカーの再生音を、マイクが拾うことで発生するエコーを除去。20kHzまでの音声を処理し、よりスムーズな双方向会話を実現。
  • ノイズリダクション
    プロジェクターやエアコンなどから発生する定常的なノイズがある場合でも、マイクで収音した音声からノイズ成分を除去。
  • オートゲインコントロール
    マイクで収音した大きな音も小さな音も、最適な大きさに調整。マイクからの距離や声量の違いによって生じる通話先での音量差を低減。
  • 残響抑圧
    部屋の特性に起因する残響成分を抑圧処理。残響が多い空間でもクリアな音声。
  • オートルームEQ
    部屋の残響特性に応じて、スピーカーの再生音を最適な音質に自動調整。
  • マイクアレイ制御
    位置検出機能により、声の方向を自動で追尾。物音には反応せずに、人の声のみをとらえて収音。
PC・スマートフォン・テレビ会議システムなどと自在に接続できる、フレキシブルな接続性

PCベースのWeb会議ではUSB。スマートフォンやタブレットを使う場合はBluetooth。テレビ会議システムとはオーディオ(有線)接続。3つのインターフェースでフレキシブルに対応。オーディオミキサー機能により、複数のオーディオ入力ソースをミキシングして、異なる回線間での通話も可能。NFC搭載で対応スマートフォンやタブレットならBluetoothの接続も簡単。

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オプションマイクや外部スピーカーなどとの優れた拡張性で、幅広い用途に対応

標準構成(マイク1台付属)に加え、オプションの拡張マイク「YVC-MIC1000EX」を4台(合計5台)まで増設可能。マイクを増設することで部屋のレイアウトや大きさ・参加人数に合わせた設置が可能。外部スピーカーを接続することでより広範囲をカバーでき、大規模会議や大きな会場での遠隔セミナーなどでも活躍。ハンドマイクとの接続が可能になる外部マイク接続機能も搭載。ハンドマイクの音声を、自拠点のYVC-1000本体スピーカーからも出力することが可能。講師の音声を遠隔拠点側に配信しながら自拠点にも拡声できるので、セミナー配信や遠隔授業などの用途にも最適。

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かんたん操作&自動音響調整機能で、すぐに使える親切設計

使用前に「音叉ボタン」を押すことで自動音響調整機能がはたらき、あらかじめ最適化が可能。音響状態の問題を検知した場合には、「音叉ボタン」がオレンジ点灯して異常を通知。点灯中に「音叉ボタン」を押せば、音声ガイダンスにより問題の内容を確認可能。音声ガイダンスは、自動音響調整機能の実行時以外にもBluetooth接続完了時の音声アナウンスなど、さまざまなシーンで操作をサポート。

YVC-1000の主な仕様

総合 外部インターフェース 本体:USB 2.0 High Speed、Bluetooth、NFC(近距離無線通信)、オーディオ入力端子(RCAピン)、オーディオ出力端子(RCAピン)、外部スピーカー端子(RCAピン)×2、電源端子、マイク端子
マイク:入力端子、出力端子
最大消費電力 20W(マイク1台接続時)、35W(マイク5台接続時)
電波障害規格 VCCIクラスA
動作環境 動作温度:0~40℃
動作湿度:20~85%(結露しないこと)
寸法 本体:332(W)×95(H)×162(D)mm
マイク:136(W)×36(H)×136(D)mm
質量 本体:1.8kg マイク:0.4kg
電源 AC100V(50/60Hz)
PC動作環境 Windows 8.1(32bit版/64bit版)、Windows 8(32bit版/64bit版)、Windows 7(32bit版/64bit版) USB 2.0以降
Mac動作環境 Mac OS X 10.9、10.8 USB:USB 2.0以降
Bluetooth Bluetoothバージョン:Ver.2.1+EDR
対応プロファイル:HFP(1.6)、A2DP
対応コーデック:SBC、mSBC
無線出力:Class2
最大通信距離:10m
NFC 対応機種:NFC対応Android機器Ver.4.1、4.2、4.3、4.4
音声ガイダンス 英語、日本語、中国語、韓国語、フランス語、スペイン語、ドイツ語
付属品 電源ケーブル(3m)、USBケーブル(5m)、マイクケーブル(5m)、クイックスタートガイド、保証書
その他 ファームウェアアップデート(PCよりUSBで転送)
オーディオ マイクユニット 単一指向性×3
スピーカーユニット フルレンジ×1
最大音量 95dB(0.5m)
周波数帯域 収音:100Hz~20kHz、再生:100Hz~20kHz
信号処理 適応型エコーキャンセラー、ノイズリダクション、マイクアレイ制御、オートゲインコントロール、オートルームEQ、残響抑圧、自動音響調整

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業務用の会議システムにもBluetooth導入の流れが。「Web会議中にインターネット回線に障害が発生してWeb会議が継続できない緊急時でも、スマートフォン経由の音声会議に切り替えて会議を続行することも可能」という使用例をあげていますが、上の画像のように、ビジネスの現場で任意のスマホの通話を複数名でシェアできるのは便利ですよね。NFC対応なので対応Androidデバイスならより便利に使えるというわけですね。

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