視聴デモのサマリー
開発者との絡みが終わった後は、音源を使った視聴デモへと突入しました。1ページ目でも触れましたが、机の両サイドに視聴用に用意されたKEFの50周年記念モデル「LS50」が、机の上にNANOCOMPOのパワーアンプ「NANO-A1」とテレビ用スピーカー「TW-D7OPT」を「OLA-BT1」と接続。
市販の実売1500円程度のレシーバー(メーカー名は出せないとのこと)との聞きくらべからスタート。ソースはCDからリッピングしたWAVで音源はiPad mini。お二方のコメントはOLA-BT1に対するものです。
なお、知らない曲が大半だったのでタイトルや音源のリンク先(iTunes Store)が間違っている可能性がありますのでその点ご了承ください。
#Over the Rainbow(ジェーン・モンハイト/ジャズボーカル)
https://itunes.apple.com/jp/album/hongno-bi-fangni/id676152276?i=676152478
【鳥居氏】
ボーカルの力感、ダイナミックレンジのエネルギー感の力強さの違い。アナログ部分のつくりがしっかりしているから。
【麻倉氏】
本格的な音がする。音の緻密さ。場の緻密さを感じる。
#So Far Away(ダイアー・ストレイツ/ロック)
https://itunes.apple.com/jp/album/so-far-away/id7593643?i=7593704
【麻倉氏】
音数が多い。楽器の響きやレンジ感が別物。
【鳥居氏】
イントロのベースが印象的。音に厚み。弦をはじいた感じの立体感。実体感。存在感。不要な情報を間引いてしまうのがBluetoothですけれども、ちゃんと作ればBluetoothでもそういう音を甦らせることができるのがおわかりいただけると思います。
フルート協奏曲「ごしきひわ」(ビバルディ・演奏:高木綾子[フルート]、新イタリア合奏団/クラシック)
【鳥居氏】
Olaconicが得意とする空間をキレイに出す録音。空間の広がりが一回り大きくなる。
【麻倉氏】
音場の緻密さ。直接音から出てきた空間感が違う。レンジ感、立ち上がりの良さ。音楽にのめり込める。
(ここからレシーバーの聞きくらべはヤメてOLA-BT1だけでデモ。NANO-A1とKEFの組み合わせ)
#ピンクパンサーのテーマ(ザ・ウルチメイト・マンシーニ・オーケストラ/ジャズ?)
【鳥居氏】
このシステムではまだまだOLA-BT1の限界を感じない。
【麻倉氏】
圧縮音源はBluetoothは高くないスピーカーの方が良いが、鳥居氏同様、限界を感じない。音源も相当良い。A1アンプの駆動力がすごい。
(ここまでは東和電子が用意した音源。ここから麻倉氏が用意した音源)
#We’re All Alone(ボズ・スキャッグス/ポップス)
https://itunes.apple.com/jp/album/were-all-alone/id712346933?i=712347159
【鳥居氏】
Bluetoothとは思えないクオリティー。Bluetoothスピーカーが先行発売されているが、そこから基板だけを取り出したものではない。新たに作り直している。全くの新開発。
#You’d Be So Nice to Come Home To(アートペッパー/ジャズ)
https://itunes.apple.com/jp/album/youd-be-so-nice-to-come-home-to/id178834402?i=178834409
【麻倉氏】
高音から低音まで出ている。私もずっとオーディオやってきて、Bluetoothなんてバカにしていたのですが、Bluetoothの音をここまで引き出せたのはすごいですよね。普通引き出さないよね。
【鳥居氏】
しかも、この状態で持ち運べる。モバイルバッテリーとケース入りの状態なんですが、これにヘッドホンを挿したらポータブルにやれると。スマートフォンはBluetoothですから、別のところに置いておいて良い、という使い方ができちゃう、ぐらいのしろもので、ヘッドホンのクオリティとかにもよりますけれども、これ(今回のデモ)ぐらいの音は引き出せると思っていただけると、なかなか使い出があるのではないかと思います。
(次のページに続きます)
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