【レビュー】ギターアンプにもなるBluetoothスピーカー「IK Multimedia iLoud」を試す~ギターアンプ編

スピーカー

ギターアンプとBluetoothスピーカーの同時使用

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AmpliTubeにはアプリからiTunesミュージックライブラリーにアクセス可能で、好みの楽曲を再生しながらのギタープレイが可能です。

またアプリ内で呼び出した楽曲は、一定の間隔のループ再生や、音程は変えずにテンポのみを変えるSpeed Trainerなど、ギタリストにうれしい機能もあります。

ただし、アプリ内では楽曲の連続再生は難しく、いちいち曲を指定する必要があります。アルバムやプレイリストを通しで再生したり、曲送りや戻しもできません。

幸い、iLoudはBluetoothスピーカーとしても使えます。しかも、Bluetooth機能は外部入力(iRig)回路とは別に単独で機能します。

AmpliTubeを動かすiOSデバイスとは別に、Bluetooth対応のスマートフォンやタブレット、音楽プレイヤーが用意できれば、好みの曲をワイヤレスで音楽再生しながらギターの練習ができます。

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再生はBluetooth機器側から行えるので、アルバムやプレイリスト単位の連続再生はもちろん、曲送りや戻しも簡単になります。

しかも、iLoudは2台までのBluetooth機器のマルチペアリングが可能なので、友人のBluetooth対応機器などとペアリングして、再生機器を切り換えて使うことも可能です。

と、ここまでの内容を把握できた人なら、疑問に思うかもしれません。メインのiOSデバイスのiTunesプレイヤーを使い、楽曲をBluetooth再生しながらAmpliTubeを動かせば良いのではないかと。

これができそうでできないのです。iOS側の制限なのか、AmpliTubeの仕様なのか、詳細はわかりませんが、とにかくできないのです。できないものなのだということで理解してしまった方が楽なのでこれ以上は言及しません。

また、iLoudとiOSデバイスの接続には専用の3極ケーブルが必要なので、iLoudとiOSデバイスの距離に制限が生じることも気をつけておきたいところです。

ともあれ、有線(Input)と無線(Bluetooth)、両方に対応することで、単なるBluetoothスピーカーやギターアンプにとどまらない、柔軟なミュージックシステムが手軽に構築できるのがiLoudの大きな魅力だと自分は思っています。

(次のページに続きます)

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