【レビュー】ギターアンプにもなるBluetoothスピーカー「IK Multimedia iLoud」を試す~基本操作・Bluetooth機能評価編

スピーカー

Bluetoothスピーカーとして使う

ペアリング

iLoudをBluetoothスピーカーとして使用する場合は、一般的なBluetooth製品同様にペアリングが必要になります。

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手順は簡単。背面パネルの「BLUETOOTH PAIRING」ボタンを押し、前面のボリューム・ノブ周りのLEDリングが点滅中にペアリングしたい機器のリストから「iLoud」を選択するだけ。

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マルチペアリングの挙動

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ペアリング済みのiOSデバイス2台の電源が入った状態でなおかつBluetooth機能が有効な場合、iLoudの電源を入れるだけで自動的に2台同時に接続してくれます。2台以上の機器複数台とペアリング済みの場合、電源オンで直近の2台に接続しにいくようです。

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iLoudは常に2台同時接続状態を維持できますが、再生できるのはあくまで1台です。どちらか一方で再生している時にもう一方から再生を開始すると、出力される音声が後者に自動的に切り替わります。基本的に後から再生した方が優先されるようですが、もう一方の再生は自動的に止まりませんでした。

なお、ペアリング済みの1製品だけBluetooth接続した状態から、もう1台のBluetooth機能を後から有効にした場合は自動でiLoudとは繋がらない場合があります。そのようなときはBluetooth設定から「iLoud」を選択し、再接続すればOKです。

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iPad(iOS)とXperia Z Ultra(Android)の2台同時接続の場合、前者から音声出力している時にXperiaをスリープさせたり、反対にロック解除したりすると、音声が数秒ほどとぎれる現象が起こります。逆の場合はそのような挙動はありません。Androidデバイス独自の電源管理に伴う挙動なのかもしれません。

また、iOSデバイスの場合、純正メールなどの着信時、またプッシュ通知にアラート音を伴う一部のアプリでも通知時に、上記同様、数秒間音声出力が途切れるようです。

まとめると、マルチペアリングで2台同時接続して使う場合は、その組み合わせや使用するアプリ、環境などによってiLoudの挙動に何らかの影響があると思っていてよいと思います。

特に不便は感じませんが、音楽に浸っているときに音がとぎれるのはちょっと興醒め。色々試してみて、快適な運用のポイントを探すのが良いでしょう。

(次のページに続きます)

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