【レビュー】バスタイムが楽しくなるTDKのワイヤレスシャワースピーカー「TW233」を試す~音質評価編

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TDK Life on Recordブランドのワイヤレスシャワースピーカー「TW233」。バスルームでも安心して使用できる防水性能が売りのライフスタイル提案型のユニークな商品ですが、前回の外観レビュー編に引き続き、2回目は同機の音質についてレビューしてみたいと思います。

TW233」はバスルームなどの水回り空間に合わせて音響設計された防水仕様のワイヤレススピーカーで、リモコンプロファイルに対応しているため、Bluetooth対応スマートフォンや音楽プレーヤーを水回り空間と隔離した状態で安心して使用できるというのが大きな売りになっています。

IPX6防水仕様でバスルームなどの水回り空間に最適化した音響設計。バスタイムやシャワータイムで積極的に使ってくださいという内容です。

通常使用

まずは自室で普通に使用した場合の音質評価をしてみます。フツーにといっても実際は色々なスタイルで使えるのが「TW233」の良いところ。

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デスクトップなどへの平置きはもちろん、側面を上下にした横置き、ストラップを使った壁掛けや吊り下げなど、自由度の高い活用が可能です。

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ということで、まずは周りに何も無い状態の平置き状態で音質をチェック。「TW233」の音質は基本的にボリュームによって変化しますね。音量が極端に小さいと、パッシブラジエーターの効果があまり得られないので、中域中心の堅めの音が支配します。ちなみに、無音状態からボリュームの「+」ホタンを押し26段階目で最大音量のアラートが鳴りました。

16段階目ぐらいからはフルレンジスピーカーにパッシブラジエーターの威力が加わるせいか、中域の堅さと若干の低域のマイルドな音色が合体したような音質になります。この状態では耳を刺すような高域も出ず、フルレンジ1基だけなのでステレオ感や音の拡がりはありませんが、不思議とどっしりとした安定感のようなものは感じます。

20段階目を越えるとパッシブラジエターの振動も激しくなり、家中に響く音量になります。驚いたのがボリュームマックス時。音割れも無く安定した再生が可能でした。最大出力は5Wですが、家の中で聞く分には必要十分な音量と言えそうです。

ちなみに、S管など使った壁掛けは、垂直の平置きと同じなので特性的には似るのだろうと思ったのですが、壁になる場所の素材によって、微妙に音質が変わるようです。また、平置きでも壁を背負わせるとバッフル効果で低音がより強調され、ダイナミックな音が楽しめました。

音域的にドンシャリ成分が弱いですが、BGM的に音楽を楽しむなら十分。中域が前に出るのでアナウンスや台詞も聞きやすく、radikoなどのラジオ番組との相性の良さはバツグンです。同様に動画の音声再生でも相性は非常に良かったです。

(次のページに続きます)

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