iOSの相性問題と音質切替方法について
さて、「MDR-1RBT」にあったiOS端末との相性問題ですが、「MDR-10RBT」では見事解決していました。手持ちのiPhone 5sでもiOS7にアプデしたiPad miniでも音飛び問題は一切起こってません。ということは、MDR-1RBTmk2でも解決されていると考えて良いのかな。ちなみに、MDR-1RBTとの組み合わせではいまだに再現します。誰が悪いのかわかりませんが困ったもんですよね…。
それから、気が付かないまま使っている人が多いのかもしれないので補足しておきますが、MDR-10RBTを高音質コーデックであるAACやapt-Xに対応させるには音質モードを切り替えてあげる必要あります。実は購入時にはモードが標準に設定されています。ちなみに、高音質のSBCが標準です。
モード
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音質
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ランプ(青)の点滅
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音質優先
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SBC(高音質)、AAC、aptXを自動的に選択
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3回
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標準
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SBC(高音質)
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2回
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通信優先
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SBC
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1回
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AACまたはapt-Xに対応させるにはこれを音質優先モードにする必要があります。音質モードを切り換えるにはVOLUME+ボタンまたはVOLUME-ボタンを押しながら、電源(POWER)ボタンを2秒以上押して電源を入れます。
音質モードは、音質モードを切り換えたときに、ランプ(赤)の点滅で電池残量が表示された後、ランプ(青)の点滅回数で確認できます。オンラインガイドからの転記ですが、
音質優先モードにするには
標準モードのときは、VOLUME+ボタンを押しながら、電源を入れると音質優先モードになります。
通信優先モードからは、VOLUME+ボタンを押しながら、電源を入れた後、いったん電源を切り、再度、VOLUME+ボタンを押しながら、電源を入れなおします。
通信優先モードにするには
標準モードのときは、VOLUME-ボタンを押しながら、電源を入れると通信優先モードになります。
音質優先モードからは、VOLUME-ボタンを押しながら、電源を入れた後、いったん電源を切り、再度、VOLUME-ボタンを押しながら、電源を入れなおします。
ちなみに、MDR-1RBT共通もMDR-10RBTも同じです。ソニーXperiaは今のところSBCオンリーですが、iPhoneでAACファイルを運用している人などは切り替えて使わないと効果が無いのでご注意ください。
その他雑感と今後について
なにはともあれ、音質以外で「MDR-1RBT」に感じていた不満の大半が「MDR-10RBT」で解決されたのがうれしいです。何より軽く持ち運びしやすくなったこと、装着感が良いことのメリットを強く感じます。
外観編に書いてしまいましたが、遮音性能にもそこそこ優れており、JR京浜東北線や中央線の中ではノイキャンの必要性を感じませんでした。地下鉄では路線によって厳しいかもしれませんが検証してません。
自分にとって必要十分な音量では音漏れもほとんど無く快適に使えています。なお、髪の毛の分量や耳周りの形などでイヤーパッドの密閉感が異なる場合もあるので、ヘッドホンを車内などで使う場合は、パートナーや知人に協力してもらって音漏れする音量の把握おくことをオススメします。
小型軽量で可搬性にも優れ、NFCで接続も簡単。高音質コーデックにも対応し、iOSとの相性問題も解決と万々歳。「MDR-10RBT」は、これからBluetoothヘッドホンを買おうと思っていて、アウトドアで積極的に使いこなしたいという人には自信を持ってオススメできるヘッドホンです。
SONY ワイヤレスステレオヘッドセット MDR-10RBT/B
(「MDR-10RBT」のレビューは以上ですが、デノンさんから再度「AH-NCW500」がお借りできたので、今回の「MDR-10RBT」とBOSE「AE2w」を交えて、Bluetoothヘッドホンの有線接続による音質対決などができたら面白いかなと考えています。検証してみますのでしばしお待ちを…。)
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