【レビュー】小型・軽量化で携帯性がアップしたソニーのBluetoothヘッドホン「MDR-10RBT」を試す~設定・音質編

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ソニーのBluetoothヘッドホン「MDR-10RBT」のレビュー続編です。Bluetooth対応製品につきもののペアリングと基本機能、装着感を含む音質に関するインプレなどをお届けします。

前回のレビューを呼んでいないという方は「外観編」を先にどうぞ。

NFCを使ったワンタッチペアリング

「MDR-10RBT」は開発元のソニーが力を入れている近距離無線技術「NFC」を使ったタッチペアリングに対応していることが大きな特徴になっています。対応機器と一度ペアリングしてしまえば、それ以降はすべてワンタッチで接続と接続の解除ができるようになります。

ソニーモバイルコミュニケーションズのXperiaシリーズには「NFC簡単接続」というアプリが標準で搭載されており、これを使えば「MDR-10RBT」のようなNFC対応のBluetoothヘッドホンや同じくNFC対応の「STS-BTS50」のようなBluetoothスピーカーとワンタッチでペアリング接続が可能です。

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NFCはキャリアを問わずAndroidスマートフォンに当たり前のように搭載されるようになり、今年(2013年)に入ってからはソニー以外のオーディオメーカーも積極的にBluetoothヘッドホンやBluetoothスピーカーに積極的に採用するようになってきています。

先の「NFC簡単接続」は、ソニーがGoogle Play経由で無料配信しているので、ダウンロードしてインストールすれば、ソニー以外のメーカーのAndroid端末からも利用できるようになっています(一部の端末は非対応)。

では実際にNFCで「MDR-10RBT」と手持ちのAndroidスマートフォンをペアリングしてみましょう。

組み合わせるのは2012年8月発売のau「Xperia VL」。前提として「MDR-10RBT」の電源はオフ、VL側はBluetoothがオフで「NFC簡単接続」を有効にしておきます。

1.VL(の背面のNFCマーク)を「MDR-10RBT」の右ハウジングに(あるNFCマークに)タッチ

以上。簡単すぎてビックリです。以後はスマートフォン内の音楽などがヘッドホンでいつでも再生可能になります。実際は、MDR-10RBTの電源が入って、VLのBluetoothが有効になり、両社間でペアリングまでのプロセスが数秒間で行われるのですが、自分自身はタッチして以降は何もする必要がありません。

また、一度ペアリングしてしまえば、以後は接続の解除も再接続も全てワンタッチで可能になります。機器が接続されている状態で、再度ヘッドホンのNFCマークにスマートフォンをタッチすれば自動的に両者の接続を解除し、VLのBluetoothをオフにしてくれます。

2012年3月発売の「Xperia acro HD」とのペアリングも試してみました。前提として「MDR-10RBT」の電源はオフ、acro HD側はBluetoothがオフで「NFC簡単接続」アプリを立ち上げて有効にしておきます。

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結果的に、acro HD(の背面のおサイフケータイマーク)を「MDR-10RBT」の右ハウジングに(あるNFCマークに)タッチするだけで、VLと同様、ペアリングが可能でした。ペアリング済みで再度ワンタッチで接続解除のプロセスも同じ。

ちなみに、Xperia VLは「NFC簡単接続」標準搭載(対応)ですがscro HDはあとからインストールしています。両者の大きな違いは簡単接続を常時有効にできるかどうか。VLは可能ですが、acro HDはアプリを立ち上げている時だけ有効になります。どちらが便利かどうかは言うまでもありませんね。

上記の2機種のNFC接続の様子を動画に納めました。ワンタッチ接続がいかに快適かを実感していただけるのではないでしょうか。

動画の最後、MDR-10RBTに寄っている時にBluetoothインジケーターが点滅しているのを確認できると思います。ヘッドホンの電源がオフの状態からワンタッチで電源オンして接続まで可能なのに、接続解除時はヘッドホンの電源はオフにならないようになっているんですね。別の機器との接続を考慮してのことなんでしょうかね…。

(次のページに続きます)

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