【レビュー】ARUPaPaデザイン、電源不要のモノラルスピーカー「の音(no oto)」を試す(6)~マルチエフェクターでギターアンプとして使ってみるテスト

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お盆終わりのまったりした先週末に、BOSE「SoundLink Mini Bluetooth speaker」をギターアンプにしてみる、などというつぶやきエントリーをアップしましたが、個人的に絶賛応援中のARUPaPaさんデザインのモノラルスピーカー「の音(no oto)」がギターシールドと同じモノラルプラグを採用しているところに目を付けましてですね、同様の事ができないかと思い、試してみることにしました。

物理的にはギター自体をダイレクトで接続できるのですが、「の音」にも手持ちのギターにもアンプが内蔵されていないので、それだけでは音は出ません。ということで、BOSE「SoundLink Mini Bluetooth speaker」のエントリー同様に、間に一つあるものをかませます。

ギターと「の音」の間に入れるのは、8/18のつぶやきで取り上げた、KORG製のギター用マルチエフェクトプロセッサー、PANDORA「PX2T」。アンプシミュレーターとエフェクターと簡易リズムマシンとチューナーをまとめて組み込んだような、そんなアイテムです。

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アンプシミュレーター内蔵ということで、出力が「の音」のような電源レスのスピーカーでも問題なくギターの音が出せました。ギターの特性に合わせて、ゲインの切り替えも可能ですが、ダイレクト接続の場合はボリュームMAXでもそれほど大きい音は出ないです。

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エフェクトオフでは非常にナチュラルな音が出ます。ギターの(ピックアップの)特性によっては若干ひずんだりしますが、十分許容範囲。総合的に見ても、家の中で練習する分には十分な音質と音量だと感じました。

ちなみに、このパンドラにはFMトランスミッター機能も内蔵されており、特定の周波数にギターの音が飛ばせるようになっています。実際、ギター+PANDORAの組み合わせで、ポータブルラジオ+「の音」の組み合わせに音を飛ばす方が、最大音量も大きくなって迫力も出ました

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すでにレポート済みですが、「の音」はラジオとの相性がバッチリ。ラジオと組み合わせれば、ワイヤレスギターアンプとしても使えるということがこれでわかりました。Bluetoothこそ使いませんが、ワイヤレスがテーマのサイトなので、こうした使い方が紹介できて本望です、はい。

にしても、PANDORA、今更ながらに便利です。外部入力(Aux In)端子も付いているのでスマホや音楽プレイヤーを接続すると、市販の曲を再生しながらギターの練習ができたりもします。これが、15年も前の製品だってんだから驚きです。

さてさて、最近ギターへの情熱が復活しまして…。先のPANDORA紹介のエントリーで年内にLarry CarltonのRoom335のソロを弾きこなすなんて目標を立てましたが、10数年のブランクを埋めるのはなかなか難しく、最近になってようやく左手の指先が硬くなってきたような状況。少しずつですが、昔の勘というか、手癖のようなものは戻ってきた感じがしてます。

そんなこんなで、お恥ずかしいですが、現段階でのRoom335のプレイ動画をYouTubeにアップしましたので、興味のある方はご覧ください。ちなみに、ギターは先週末買ったばかりのVOX「SDC-55」。PANDORAは「の音」にダイレクト接続です。

音源はフリーで配布されているマイナスワンを使用してPC+Olasonicスピーカーにて再生。動画はソニーNEX-5の一発取りで、Windows Liveムービーメーカーでラフ編集しただけのしょうもない動画です。

前半はセンターピックアップ、中盤から後半までリアピックアップ。マルチエフェクターこそ噛ましてますが、「の音」のようなスピーカーでもピッキングハーモニクスのニュアンスなども再現できているのが確認できると思います。細かいミスは大目に見てください。

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そんなこんなで、条件付きではありますが、「の音」が練習用のギターアンプとして十分使えることがわかりました。久しぶりにギターを買った勢いもあって、次はギターアンプかと思ってたんですが、ここまで使えるならということで、しばらくはこのスタイルで練習したいと思います。うれしい悲鳴です>ARUPaPaさん。

この勢いで、次はBOSE「SoundLink Mini Bluetooth speaker」で実験しよう。(レポートはもう少しだけ待っててくださいね、sinoさん)

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