「誰でも使えるシンプルな操作性」の裏側にあるもの

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先述の操作詳細をご覧いただくとおわかりかと思いますが、「SoundLink Mini Bluetooth speaker」側の操作ボタンでがスマホなどプレイヤー側の何らかの操作を行うことはできません。

Bluetooth対応オーディオ機器ではポピュラーなリモコン用のプロトコルAVRCPへの対応すらうたっておらず、音源の操作は基本的に手持ちのBluetooth機器で行うしかないわけです。この割り切った仕様を自ら「誰でも使えるシンプルな操作性」と言い切ってしまうところがBOSEのすごさとも言えそうです。

一昔前にトレンドだったDockスピーカーはプレイヤーをスピーカーにドッキングさせる必要がありましたが、ワイヤレススピーカーの場合は通信が可能な範囲であれば、スピーカーとプレイヤー双方がどこにあっても問題無し。スマホのようなデバイスはむしろ手元に置いておくのが当たり前ですしね。

また、最近のBluetoothスピーカーは通話用のマイクを内蔵しているのものが圧倒的で、ペアリングした携帯電話やスマホに着信があった場合、音楽の再生をストップして、スピーカーを通じて通話が出来るものが多いのですが、「SoundLink Mini Bluetooth speaker」は通話用プロトコル「HSP/HFP」もスルーしてしまっているので、着信があっても音楽がストップするだけ。

ちなみに、iPhone 4SでもXperia VLでも同じで、通話終了後何事も無かったように音楽再生が再開されるだけでした。ともあれ、「SoundLink Mini Bluetooth speaker」をスマホで組み合わせる場合、音楽が突然切れたら電話が来たと思った方が良いですね。

さて、このように、操作を一方通行にし、機能を制限することが、結果的にサポートすべき項目も減らすことにつながり、コスト低減にも繋がるのかもしれません。オーディオ専用機としてのステイタスを高める意味合いもあるのかもしれません。

他社製品との比較においても、通話機能が無いのでスマホとの連携の弱さを指摘するのは簡単ですが、使ってみて感じるのは、オーディオメーカーならではの音質への自信や低音の迫力。こうした要素を秤にかけ、総合力で上回るだけの実力はあると思いました。

そうした割り切りっぷりがBOSEの個性であり、製品のロングランやブランド価値の維持に繋がっているのかもしれないなどとも思いました。

で、肝心の音質はどうなのよ?という突っ込みが入りそうですが、そちらについてはまた次回ということで。これでも、結構色々やることがあって大変なんです…。

サウンドリンク ミニ Bluetooth スピーカー

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