ソニーウォークマンやアップルの最新iPod(nano/touch)等、ワイヤレス(Bluetooth)対応のポータブルオーディオプレイヤーは珍しくなくなってきました。一方で、Bluetooth採用が当たり前となったスマートフォンが、ポータブルオーディオプレイヤーの領域を脅かしそうな状況。
そんな中、オーディオ好き(マニア)が注目するのがハイレゾ音源ネイティブ再生対応のポータブルプレイヤー。USB/DACアンプや高級ヘッドホンなどで盛り上がりつつあるPC向けハイエンドオーディオの世界をモバイルでもという流れはもはや必然。個人的にも昨年ぐらいから、そちらにも興味津々なのでございます。
ハイレゾ対応のポータブルプレイヤーの代表格として、iBasso「HDP-R10」やアユートのAstell&Kern「AK120」「AK100」、ソニー「ウォークマンFシリーズ」などがあげられますが、いずれも標準でBluetoothにも対応しているんですよね。
ちなみに、AK120/AK100ともにBluetoothのバージョンは3.0。製品ページにはコーデックについては明記がありませんが、FAQにapt-Xには非対応との記述を発見。いずれにしても、ハイレゾ音源をワイヤレスでそのまま転送はできないので音質的には劣化してしまいますが、ワイヤレス機能があるだけで使い勝手に幅が出ますよね…。
しかも、このAKシリーズはファームアップデートにより日新源歩の進化を遂げています。先代のAK100はギャップレス再生やUSB/DAC機能にも対応するなど、魅力が加速度的に増えてます。iPodシリーズはともかく、ウォークマンは現行機種でFLAC対応を果たしているので、Xperiaシリーズと差別化する意味でもハイレゾに力を入れてくるのではないでしょうか。
また、Bluetoothのオーディオの世界も、今後はapt-XやAACなどを越えるコーデックが出てくるでしょうし、さすがにワイヤードを追い越せはしませんが、間違いなく高音質化への道を歩み始めると思います。
ワイヤレスオーディオの輝ける未来がもうすぐに目の前に。てか、AK100、今すぐにでも欲しいです…。
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