apt-X対応の高音質Bluetoothヘッドホン「Creative WP-350」を試す

■ヘッドホンの基本スペック

ドライバーユニットは34mmのネオジウムマグネット。周波数特性は18Hz~22kHz。インピーダンスは32Ω。音圧感度(1kHz)は102dB/mW。充電式リチウムイオンバッテリー(3.7V、240mAh)内蔵で、充電時間は約1時間。電池持続時間は音楽再生で最大約8時間、音声通話で最大約9時間。Bluetoothのバージョンは、現在最も一般的な、2.1 + EDR。対応プロファイルはA2DP、AVRCP、HSP、HFP。オーディオコーデックはapt-XとSBC。

■本体デザイン、基本操作、装着感

ハウジングのトップはピアノブラック仕上げでそれ以外はマットブラック。ソニーのNCヘッドホン「MDR-NC60」に似たコンサバでシンプルなデザインですが、想像以上にコンパクトで軽量で初めて現物を手にした時は驚きました。

手持ちのオーバーヘッドタイプのBluetoothヘッドホン、ソニー「DR-BT50」と比較してみましょう。BT50のドライバーユニットは40mm、WP-350は34mmと6mmの差しかないのですが、ハウジングのサイズはWP-350がBT50の約半分と圧倒的にコンパクト。質量もBT50の180gに対してWP-350は108gと4割も軽量です。

操作系のボタンは右のハウジングに集中。ピアノブラック仕上げの前面、中央上が再生/一時停止ボタン、左右に送り/戻しボタン(長押しでスクロール)、中央下がLED付きマルチファンクションボタン。側面に音量(上下)ボタンと無指向性マイク。

マルチファンクションボタンは、電源オフから2秒長押しで電源オン、電源オンの状態から3秒長押しで電源オフ、電源オフから5秒長押しでペアリングモード。携帯着信時は単押しで受話。1秒長押しでボイルダイヤル有効。電源オフ時、2秒長押しで最後に電話した番号にリダイヤル。

左のハウジングには内蔵バッテリー充電用コネクター(micro USB端子)と充電用LEDのみ。ちなみにこのLEDは充電中はLEDが赤色に点灯し、充電完了後は緑色に点灯します。

装着感は正直なところ微妙…。ハウジングが小さいため、耳の上に直接かぶせることになります。ヘッドバンドが若干きつく、締め付けられて耳が痛くなってきます。

また、BT50はハウジングに耳が完全に隠れますが、WP-350は耳の上にハウジングが載るタイプなのである程度の隙間が生じある程度の音量から音漏れが気になります。ちなみに自分より耳の小さな同居人に試してもらいましたがそれでも音漏れは回避不可能でした。

ただですね、それらの短所を補ってあまりあるほど優れた要素が「WP-350」にはありました。

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