70年代ロック・アルバム・ベスト100の1位は…

レコード・コレクターズ 2007年 07月号 [雑誌]

「60年代ロック・アルバム・ベスト100の1位は…」で取り上げた、レコード・コレクターズですが、創刊25周年の第2弾である「70年代ロック・アルバム・ベスト100」特集が組まれた2007/6号をゲット。トップ3は、The Sex Pistols、Neil Young、John Lennonでした。

自分が持っているCDでランクインしたものを一部ピックアップ。Stonesの2枚はいずれもトップ10入りしているほか、クラプトンの「レイラ」も9位に入ってました。詳細は本をご覧いただくとして、個人的に印象深かったのがJeff Beckの「Blow by Blow」が40位に入っていたこと。

全曲インストルメンタルのアルバムランクインはある意味快挙なんじゃないでしょうか。若い頃はギター小僧達みんなのバイブルでした。自分が持っているCDはEPICのSBM(Super Bit Mapping)シリーズで20 bit Masteringが施された完全限定版で、95年リリースのもの。買った当時は音の良さに驚いたものです。

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話は戻りますが、70年代というと自分が小学生から高校に入学するぐらいまでの一番多感な時期。中学生で初めてギターに触れて以降、高校生でロックギターに目覚め、70年代後期はハードロック一辺倒。だもんで、パンクやポップスは正直苦手でした。

なので、レココレのトップ100にランクインするようなアルバムは実際のところあまり聞いていなかったというのが正直なところです。でも、大人になってから買って聴いたアルバムは多数ありますよ。Maria Muldaurなんてほんの数年前に買ったぐらいですから。

レココレが選ぶアルバムは、音楽的に革新・革命を起こしたであるとか、社会的に影響を与えたであるとか、そっち方面での評価みたいなものが多分に含まれているような気がしますが、自分の若い頃なんて歌詞はそっちのけで、サウンド、とりわけギターがかっこよければ何でもOKみたいなところがあって、音楽評論家の皆さんとは思い入れも全然違うんですよね。

そういう意味で、選者の一人である小川真一さんの、

ベスト100に選ばれたアルバムを何枚持っているかなんて、なんの尺度にもならない。それよりも自分なりの地図が書けるかどうかの方がはるかに重要

という選評コメントに思い切り共感してしまいました。音楽の好みは人それぞれ。好きなアーティストや音楽が共通言語になっていた昔と違って、今の音楽は本当に多種多様ですよね。良い時代になったものです。

70年代って口では簡単に言うけど今からもう30年以上も前なんですよね。何十年も愛され続ける音楽ってやっぱすごいや…。

※ソニモバからの転載です。

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