今日の四枚 ~ ALZO “ALZO”, Larry John Mcnally “Dandelion”, Hamish Stuart “Sooner Or Later”他

アルゾ ダンデライオン・ソウル リアル・ライヴ

自分、CDは店頭で買うよりAmazonで注文することが圧倒的に多いのですが、今回、Amazon君が自分の購入履歴から勝手にお薦めしてくれるCDを始めて購入しました。ALZO(アルゾ)というアーティストの同名アルバム「ALZO」がそれです。

フリー・ソウルの定番アイテムで、コーネリアスの曲の元ネタとしても有名なアルバム『カモン・アンド・ジョイン・アス』を吹き込んだデュオ、アルゾ&ユーディーンのアルゾことアルゾ・フロンテ唯一のソロ・アルバム(71年作品)が奇跡の世界初CD化

とは、AmazonのCD紹介レビューなんですが、シュガーベイブ好きに受けているということでネットで色々と検索して調べてみたら、山下達郎さんもラジオで良く取り上げていたとかで妙に興味が沸きまして、ポチっとなしてしまいました。

71年の作品ということで、リアルタイムにはもちろんのこと思春期から40過ぎの今の今まで聞いたことのないサウンドで、これが実にまったりとしていて、世捨て人同然の自分にとってなんとも心地良かったのです。いや~、ALZO自身が奏でる12弦ギターの気持ちよいこと。

ちなみに、あの長門芳郎さんがこのアルバムのCD化のために行方知らずだったALZO本人を捜しあてるまでの経緯がライナーノーツに書かれており、それを読んで涙が出るほど感動してしまいました。音楽っていいなって素直に思えるとっても感動的なノンフィクションです。興味がある人は是非、購入してライナーノーツをじっくり読んでみてください。

で、そんな長門芳郎さんの活動に感動して、これまたネットで色々検索してみたら、なんと長門さんってあのdreamsvilleレコードの運営に深く関わっていらっしゃったんですね。灯台もと暗しとはこのことで、ALZOの一件で感動してしまった自分はdreamsvilleのオフィシャルサイトを訪問。そこで開催中の40%オフのセール品を含む3枚のCDをまとめて注文。昨日、そのCDが届きました。

セール品だった、Larry John Mcnallyの「Dandelion」と、Hamish Stuartの「Sooner Or Later」の2枚と、Californiaの「Passionfruit」の合計3枚。Larry John Mcnallyは81年のアルバムが有名でAORファンなら名前を聞いたことがあるかもしれませんし、Hamish Stuartは元Avarage White Bandのメンバーって事でご存知の方も多いかもしれません。

CaliforniaはCurt Becherのソロプロジェクトで個人的には全く知らないアーティストだったんですが、メンバーにAORファンには名が知られているJoe Chemayが参加していたのと、サイトで楽曲を数曲試聴して気に入ったので購入を決めました。

基本的に4枚とも2000年から2002年ぐらいにかけて国内発売されたCDなんですが、リアルタイムで入手しなかったことが悔やまれるほど素晴らしい内容で、4枚をヘビーローテーション状態で楽しんでいます。

ニュアンスこそ微妙に違いますが、Larry John Mcnallyなんて今大人気のJack Johnsonにも通じるモノを感じさせるし、ALZOなんぞは長門さんが言うように朝に聴く音楽としてこれほど最適なアルバムはないんじゃないかってぐらいのすがすがしいアルバムです。

クリクラ時代から、自分と音楽の趣味が近い人が結構いらっしゃったようですけど、今回紹介したアルバムの1枚でも良いので、試しに聞いてみてください。きっと気に入ると思いますよ~。

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※ソニモバからの転載です。

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