【レビュー】プラントロニクスのベストセラーBluetoothヘッドセット「BackBeat GO 2」を試す

音質・機能評価

装着感について

装着感は自体は良いです。スタビライザーのおかげでしっかりと耳にフィットするのでちょっとやそっとでは外れません。いかんせん、ケーブルが長めなので、普段使いの場合に、衣服やバックパックなどと干渉して外れそうになることもあります。

トレーニングジムでも数回使用してみましたが、ランニングマシン（時速10km程度程度では外れるようなことはありません。ケーブルと衣服が接触した時の音が若干気になりますが、音量をあげてあげれば聞こえにくくなりました。この辺は運用でカバーできる範囲でしょう。

操作性について

電源オンも速いし、ペアリング済みの機器との接続も速くて気持ち良いです。

音楽再生時は、再生と停止は問題ありませんが、曲の送り戻しと音量調整で少々戸惑いました。操作方法を把握して慣れてしまえば問題ないでしょう。

あと、装着時にステイタスランプが確認できないので女性のアナウンスはうれしいです。どうせなら日本語でという人もいるかもしれませんが、個人的には英語の方が雰囲気があって好きかな。次世代機があるなら設定で切り換えできたら便利かも。

ちなみに、バッテリー切れになりそうな場合、他社製はひたすら一定間隔でアラートが鳴るものが多いですが、BackBeat GO 2は残り15分の最終アナウンス以降でも、アラート音無しに電池切れまでコンテンツを再生してくれるところに好感を持ちました。

遮音性能、音漏れについて

一番驚いたのが高い遮音性能と音漏れしにくい構造。下手なノイキャンヘッドホンを使うより快適な遮音性能。それでいて結構な音量でも音漏れが無いんですよ。反面、先述のように、装着の仕方によっては鼓膜が圧迫されるような違和感を感じることもしばしば。ま、その辺もイヤーピースを交換したり、スタビライザーを調整することで自分なりのベスポジを探せば解決できるはず。

音質について

同機の特徴そのままに、全体的に低域が強調される傾向にあるようです。ただ、モコモコしたような雰囲気はなく、中高域も埋もれずにしっかりと聞こえますが、SBCコーデックなので音場は少々狭い感じ。

初代を使ったことが無いので、どの程度音質向上が図られたのかはわかりませんが、手持ちのヘッドセットと比較しても高音質な部類に入ります。SBCオンリーですが、動画視聴時のレイテンシーもほとんど気になりませんでした。

ハンズフリー通話について

ヘッドセットを使っている側は、優れた遮音性能と密閉性能で快適そのもの。なんですが、相手側の評価は屋外と屋内で大きく変わります。

同機に限った話ではないんですが、歩行時はマイクが衣服と擦れることも多いですし、立ち止まって使ったとしても周りの環境音や風の音を拾ってしまうこともあります。実際、いつも同居人相手に屋外から通話テストするのですが、聞き取りやすいと言われたヘッドセットはほとんどありません。

なのでこの手の音楽再生がメインのヘッドセットを屋外で使う場合は、自分はマイク（が内蔵されている箇所）をできるだけ口に近づけて通話するように心がけています。もちろん、それが不可能なヘッドセットはその限りではありません。

バッテリー性能について

スペック上は音楽再生が約4.5時間となっていますが、貸し出し機ということもあってか4時間前後で“battery level low”の警告が出ました。通勤・通学で片道2時間ならギリギリ1日というバッテリーライフ。

ちょっと少ないかなあと思いますが、今時のスマホオーナーならモバイルバッテリーも持ち歩いている人は多いですし、会社のPCを使って充電も可能なはず。とりあえずこれも運用次第でしょうか。

総合評価

今回、初めてプラントロニクスの「BackBeat Go 2」を試用させていただきましたが、バッテリーライフ以外、欠点らしい欠点が見つかりませんでした。

オールラウンダーでありながら、実売7千円を切るリーズナブルな価格。一体型ヘッドセットのランキングで上位に入る理由がよくわかりました。

個人的には、ケーブルがもう少し短く、バッテリーライフが今の2倍ぐらいになってくれれば言うこと無しです。

最後になりますが、今回レビュー用に記載を貸し出ししてくださった日本プラントロニクス関係者の皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。

[amazonjs asin=”B00EXY1RS8″ locale=”JP” title=”【国内正規品】 PLANTRONICS Bluetooth ステレオヘッドセット BackBeat GO2 Black BACKBEATGO2-B”]