京の銘木「北山杉」を加工した癒やしのBluetoothスピーカー「NENRIN」

スピーカー

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京都の素材を生かした製品を開発する「Kyoto Natural Factory」と、銘木加工・販売業の「あすなろ商店」がコラボレーション。京都の伝統産業に指定されている京の銘木「北山杉」を加工したBluetooth内蔵アンプ搭載のスピーカー「NENRIN」2種を7/19に開発。価格は税別90,000円。

伐採時期に至るまで30年かかる「北山杉」は、かつては床柱に使用されていたものの、生活様式の変化に伴い需要が激減。この銘木をイノベーションし、今の時代にマッチしたBluetooth内蔵アンプを搭載したスピーカーを創造したとか。

開発者関係者は、「京の銘木の美しさを五感で認識いただき、京の伝統工芸を未来に継承し、この製品を京都から日本全国、さらには世界に発信して様々な国のユーザーに新たな視点で 利用価値を見いだしてもらいたいと熱願している」そうです。

2015年以降には、メゾン・エ・オブジェ(Paris)、ミラノ・サローネ(Italy)、ギフトショー(NY)に出展予定とのこと。

京の職人が造った木肌「NENRIN mini JINSHIBO」北山人造絞丸太

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天然木肌の美しさ「NENRIN mini DESHIBO」北山天然出絞丸太

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Healing Speake「NENRIN」ネーミングの由来

長い年月をかけて育った木には、美しい年輪が多く刻まれていきます。この年輪は、その木が生きた証です。この美しいスピーカーのビジュアルから奏でられる音色で、日頃の疲れを忘れ、ほっと一息…深呼吸して、リラックス。そんな時間を提供したいという思いが込められています。

Healing Speake「NENRIN」の主な特徴

北山杉の丸太を筒状にくり抜いて加工しており、背割りが無いことが特徴。フルウッドのボディーと8cmフルレンジウッドコーンスピーカーの絶妙なバランス感から出る素晴らしい音色と無垢木のうっとりするくらいの美しさ。独自の多層構造ウッドコーン採用により、ウッドコーン独特の艶やかな音色を再現。多層構造にすることにより、高剛性と、高内部損失*を両立させており、広域まで素直な特性を実現。アンプは「NENRIN」用にチューニングされたBluetooth対応ステレオアンプ(2×15W)。3.5mmの外部入力端子付き。サイズは幅32cm前後 、高さ20cm前後、奥行13cm 前後。

【スピーカーが完成するまで】
① 苗木を植える
② 約5年以降〜数年毎に…枝打ちをする
③ 約5年以降〜数年毎に…間伐を行う
④ 約20〜30年目…木肌に当て木を施す(3m程度)
⑤ ④+約3年目…伐採(伐採は11月から2月の寒い時期にのみ可能)
⑥ 木の皮を剥く
⑦ 1週間程度乾燥
⑧ 丁寧に磨く
⑨ 穴を開ける
⑩ 1週間程度乾燥
⑪ 割れ止め塗布
⑫ 2週間程度乾燥
⑬ NC旋盤彫り、磨き〜塗装。
⑭ スピーカーユニットの取付
⑮ 完成…1つの商品が出来るまで約30年間

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最後の加工は短時間で済むようですが、それまでの期間が途方も無く長いですね…。ギターの加工にもに通じるものがあります。どんな音が飛び出すんでしょうかね。機会があれば聞いてみたいです。

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