世界最小の完全ワイヤレスステレオインナーイヤーBluetoothヘッドホン「Earin」

ステレオヘッドホン(両耳)

Bluetoothは3.0/4.0互換で、高音質コーデックのaptXにも対応。完全ワイヤレスの仕組みですが、マスターとなるLchのイヤホンにペアリングしたデバイスからオーディオのステレオ信号が送られ、スレーブとなるRchのイヤホンに右チャンネルのデータだけが送られるような仕組みのようです。

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ちなみに、BRAVEN 8×0シリーズやTDK LoRのTREK Micro A12などのBluetoothスピーカーは2台でステレオシステムを構築できますが、いずれもBluetooth 2.1+EDRに内包されているTrue Wireless Stereo(TWS)機能を使っています。Earinも基本的にはこれと同様の原理で動作するのではないでしょうか。

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3サイズのイヤーピースと、耳からはずれにくくするための「Concha lock」という名前のパーツも付属。

見た目はもう完全に耳栓。あまりに小さくて無くしそうで怖いです。動画も公開されていますが、コードが全く見えないので音楽聴いているように見えませんね。

左右完全ワイヤレスのヘッドホンで思い出すのがSENNHEISERの「MX W1」。ソニ☆モバで2008年1月に採り上げていますが、「MX W1」はBluetoothは使用していなかったんですよね。価格も599ドルと当時を考えると恐ろしく高価。

また、今年2月にドイツのBragiという会社が「The Dash」という完全ワイヤレスのBluetoothヘッドホンの資金調達をしていたことも関連トピック内で紹介しています。ヘルス・センサー、パッシブ・ノイズキャンセル、マイクを内蔵する多機能ウェアラブルデバイスで予価が299ドル(約30,000円)と高め。最終的に$3,390,551の資金を集め、11月には出荷予定です。

一方、Earinは音楽再生に機能を特化し、音質とポータビリティーを重視した上で、完全ワイヤレスを実現。オーディオ好きのためのステレオヘッドホンであることを強調しています。

音質だけでなく、装着感、遮音、音漏れ、バッテリーの保ちなど、インナーイヤータイプならではの気になる要素は多いですが、個人的にはこの全くの無名企業のチャレンジを応援したいと思いました。

【追記】昨年9月にクアルコムのスマートウォッチ「Qualcomm Toq」を紹介しましたが、プレミアムパッケージに左右が完全に独立したBluetoothワイヤレスイヤホンが同梱されることを思い出しました。その後11月に発売されたようなのですが評判聞かないですね…。

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