Airoha

AirohaがBluetoothオーディオ・モジュールのリファレンス設計にSTのダイナミックNFCタグを採用

半導体メーカーのSTマイクロエレクトロニクス(以下ST)は、無線通信製品設計のAiroha Technology(以下Airoha)が同社のBluetoothオーディオモジュールにSTのダイナミックNFCタグ「M24SR」を採用したことを発表。

M24SRは、ステレオ/モノラルのA2DPヘッドセットおよびスピーカー向けに、ベースバンドおよび無線機能を集積したAirohaの1チップソリューション「AB1510/AB1511」において、Bluetoothペアリングならびにパラメータ記憶を行う主要コンポーネント。

STのシニア・ディレクタは、「Bluetoothスピーカの設計において、NFCの需要が増加しています。STのダイナミックNFCタグは、NFC対応のスマートフォン/タブレットと携帯型スピーカをきわめて容易にペアリングし、Bluetooth経由の高音質な音楽ストリーミングを可能にします。Airoha社との協力を通して、STの新しいダイナミックNFCタグを採用した世界初のBluetoothモジュールが誕生しました」とコメント。

Airoha社のCEOは、「STのM24SRに内蔵されているEEPROM(最大64Kbit)により、外付けEEPROMが不要になり、モジュールの小型化と開発期間の短縮が可能になりました。AB1510/AB1511に搭載されているマイクロコントローラは、STのダイナミックNFCタグを直接動作させることができ、迅速かつ容易な製造を実現しています。STのダイナミックNFCタグを搭載した当社の新しいオーディオ・ソリューションは、多数のヘッドセットおよびスピーカの主要メーカーに採用されています」とコメント。

AB1510/AB1511は、Bluetooth 4.1に準拠しており、高性能オーディオおよびDSP向けに、強力な48MIPSデュアルMAC DSPコプロセッサを搭載。内蔵のノイズ・リダクションおよびエコー・キャンセル機能は、音声アプリケーションの音質を大幅に向上。その他、有線のヘッドセットやスピーカでも使用できるよう、ライン入力にも対応。音声用の2台のハンドセットまたは音楽再生用の2つの音源へのHFPマルチポイント接続もサポート。柔軟なソフトウェア・アーキテクチャは、ボイス・プロンプト、LEDライト、キー・ストローク、着信音、タイマ、音声・オーディオイコライズなど、幅広いカスタマイズが可能。

M24SRシリーズはNFC Forum Tag Type 4に準拠したRFインタフェースを提供し、NFCデータ交換フォーマット(NDEF)に対応。NFCを使用したシンプルなBluetoothペアリングを初めとする接続ハンドオーバ、URLへの自動リンク、Vcardなどの多彩な情報格納を実現。デジタル家電、コンピュータ周辺機器、生活家電、産業機器、医療機器など、さまざまなアプリケーションで使用可能。

M24SRの特徴

・ISO 14443 RFインタフェースに基づくNFC Forum Tag Type 4
・1 MHz I2Cシリアル・インタフェース(動作電圧:2.7~5.5V)
・NDEFメッセージ対応EERPOM(容量:2Kbits~64Kbit)
・NFC対応スマートフォンによるRFアクセスのアプリケーション制御を実現するRFディセーブル・ピン
・パスワード保護(128bit)
・アプリケーションの柔軟性を広げる汎用出力ピン(各種イベントからの起動)
・シンプルなアンテナ設計、M24LRシリーズとの後方互換性