JVCケンウッド「Forest Notes」開発者インタビュー〜Bluetooth採用の理由とは

スピーカー

3月21日に、中央区京橋のイトーキ東京イノベーションセンター SYNQAで開催されている「感性の森2014展」の視察レポートを公開しました。同展はJVCケンウッドが提供しているForest Notesサービスの中核となるスピーカーの主要部品となっているBluetoothレシーバーユニットとエキサイターユニットを出展者に供給し、それぞれの製作物そのものが森の声を奏でるシステムとして提案されるというものでした。

Forest Notes「感性の森 2014展」で感じたBluetoothスピーカーの可能性

「Forest Notes」は、インターネットを通じて、日本各地の森林に設置されたマイクを通じて、リアルタイムに“森の声”を届けるJVCケンウッドのサービスで、森の声を聴くために音質が最適化されたスピーカー2機種「YG-FA30HV(Forest Notes) / YG-FA2HV(Forest Notes mini)」とセットで楽しむのがベースとなっていますが、個人的に「Forest Notes」がBluetoothを採用した理由などについて、もう少し詳しいお話が聞けないものかと思い、JCVケンウッドさんに取材の申込をしてみたところ、快諾していただけたので僭越ではありますが、「Forest Notes」開発者インタビューとしてお届けしたいと思います。

出席者

JVCケンウッド
オーディオ事業部 事業規格統括部 新規事業推進グループ シニアスタッフ
小西英彦氏(右)

JVCケンウッド・デザイン
プランニングオフィス クリエイティブディレクター デザイナー
柳沼広紀氏(中央)

JVCケンウッド
ブランド戦略推進統括部 広告宣伝部 宣伝・パブリシティ担当
嶋宮英昭氏(左)

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Forest Notesについて

最初に、Forest Notesについて小西氏と嶋宮氏に簡単にご説明いただきました。

Forest Notesは小西氏がコンセプトメイキングを担当し、柳沼氏はコンセプトワークを中心にしながら世界観をデザインの立場から提案してもらっているとのこと。

1本の木が一日に作り出す酸素の量は「約30リットル」。それを体積としてわかりやすい立方体デザインにしたのが「YG-FA30HV」。昼の1時間に作られる酸素の量「約2.5リットル」をデザインしたのが「YG-FA2HV」。

人が生きていくためにはこの30リットルの箱が16個、つまり木が16本必要だと言われている。酸素の量を可視化することで。光合成を行う樹木への気付き、感謝の気持ちを持ってほしいという願いが込められている。

立方体の中を抜いた、ゲートのようなカタチにすることで、森と部屋がつながっているというコンセプト。このようなコンセプトでつながった世界観そのものが「Forest Notes」。

JVCケンウッドでは社会貢献活動として、環境教育の出前授業で子供たちに木の大切さ、森の大切さを伝えてきたそうなのですが、その活動のためのツールがForest Notesの原型になっているそうです。

故にForest Notesの立方体デザインは非常に大事。このカタチで森のライブの音を家庭に届けるために、Bluetoothが選ばれたとのこと。そのBluetoothが採用された具体的な理由などについて、ご本人達に語っていただきました。

(次のページに続きます)

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