【レビュー】Amazonベーシック ポータブルBluetoothスピーカー「BTV1」を試す〜基本操作・音質評価編

スピーカー

ハンズフリー通話

BTV1はハンズフリー通話に対応しています。ペアリング接続したスマートフォンに着信があると、出力が自動的にストップ。「機能」ボタンを押すとスピーカー内蔵マイクを使ってハンズフリーで通話が可能です。通話終了後は、ストップしていた音声出力が自動的に復帰します。

顔から数十センチの距離で、実際に通話も試してみましたが、先方の声はしっかり聞き取れます。先方側もこちらがマイクに近いほどクリアに聞こえるようです。正面でも口に近い位置にスピーカーがある方がなおクリアみたい。

宅内でのBTV1のハンズフリー通話は実用的と言えそうです。屋外では試していませんが、マイク付きのBluetoothヘッドホンでも風が強い場所などではノイズで使い物にならないことが多いので、過度な期待は禁物かもしれません。

音質評価

一言で表現するとしたら「クセのない素直な音」。このクラスで高音域の解像度は申し分ない。かといって耳障りな堅い音でもない。ボーカルもしっかり前に出てくるし、ネットラジオもテレビ・動画の音声も聞きやすいです。

低音はもう一声欲しい気もしますが、ジャズやクラシックなど、メロディー楽器の細かいニュアンスの再現性を求めるのであれば、これぐらいのバランスの方が聞きやすいかもしれません。

最大音量付近ではパッシブラジエターの振動が相当に激しくなりますが、ゴム足のおかげか、音割れも少なく踏みとどまっている印象。

この値段でこのサウンドなら文句は無いです。

動画音声の遅延(レイテンシー)について

AAC対応ということもあり、DiXiMなどiOSデバイス対応動画アプリの音声遅延はほとんど気にならないレベル。

ソニーのnasneなど、ネットワーク対応レコーダーの録画やリアルタイム視聴(ライブチューナー)でも遅れは軽微でとても快適。音楽ライブの音声も遅延がほとんど無いので楽器演奏などのシーンも違和感ありません。

PS VitaやAndroidデバイスでSBCのみ対応する機器の場合は、動画音声の遅れが少々気になるかもしれません。

設置場所や設置スタイルについて

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また、BTV1は横置きがデフォルトですが、縦置きでも意外といけます。スイッチやボタンのない左側面を下にします。市販のゴム足を買ってきて付ければ縦置きモード対応スピーカーに早変わり。

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自分とスピーカーとの距離がそこそこ離れる場合、音が拡散しやすい縦置きの方が聞きやすい印象。横置きが難しい場所に置くのにも使えると思います。

また、この手の2.1chスピーカーに共通しますが、壁の前に置くと、パッシブラジエターの再生音が壁に反射して低音の量感がググッと増えます。

置く場所を吟味したり、置き方を工夫したりて、ベスポジを見つける楽しみもこの手のスピーカーの面白さです。

総合評価

NFCには非対応ですが、AACコーデック対応とバッテリー残量表示可能という点で、AndroidよりはiPhoneやiPadなどのiOSデバイスとの方が相性が良いと思います。

バッテリー残量を示すLEDがわかりにくいのが少々残念ではありますが、8時間のロングバッテリーライフで帳消しとしましょう。

オールマイティーな再生能力、クセの無い素直な音質とリーズナブルな値段。Bluetoothスピーカーの入門機として導入するも良し、リファレンススピーカーとして他製品との比較に使うのも良し、といった印象のAmazon BTV1です。

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