1ヶ月ぶりに「SoundLink Bluetooth speaker III」の音を聞きましたが、最大の売りは解像度の高い広がりのある音でしょう。ネオジウム・マグネット採用の4つのドライバー ユニットが中高域を、独自の“デュアル・オポージング・パッシブ・ラジエーター”が低域を担い、各ドライバーに合わせてアルゴリズムを最適化したDSPなどの最新技術を融合させたというだけあります。
上から下までバランスの良いサウンドで、ボリュームを上げても音が歪まず、本体のビビリもほとんど無く、マックスボリュームでも余裕をもった音楽再生が可能でした。
低音は自然な印象ですが、部屋の隅で壁をしょわせると、背面のパッシブラジエターの効果で低音が増強され、「SoundLink Mini Bluetooth speaker」ばりのパンチのある低音が楽しめました。通常音量で約14時間の連続再生が可能な点も大きいですよね。
5色の保護用別売専用カバー（グレー、ブルー、オレンジ、グリーン、ピンク・税抜き4,000円）の在庫も潤沢。グレー以外は色味がカラフルなので、装着するだけでかなりカジュアルな表情になります。
先日発表されたばかりの無線LANベースのオーディオシステム「SoundTouch Wi-Fi music systems」の展示もありました。離れた場所に展示されている一体型システム「Wave SoundTouch music system」へのワンソースマルチ再生デモも可能なので、製品への理解が深まります。
ちなみに、一番人気はバッテリー内蔵の「SoundTouch Portable」かと思いきや、中間サイズの「SoundTouch 20 Wi-Fi music system」だそうです。
他にもワイヤードな製品が多数展示されていましたが、時間の関係でスルーさせていただきました。
さて、お目当ての「SoundLink Bluetooth speaker III」はバッテリーの保ち時間を含め、バランスの良さが光るスピーカーでありましたが、言い方を変えるとクセの無い優等生スピーカーとも言えるわけで、見た目から想像がつかない低音が飛び出す「SoundLink Mini Bluetooth speaker」ほどの個性は感じられませんでした。
TPOもあるし、サイズや予算に左右されると思うので、気になる人は現物を見て実際の音を確かめてみることを強くオススメします。そういう意味では直営店ほど環境が整った場所はないと思います。
個人的には積極的に外に持ち出すなら「SoundLink Mini Bluetooth speaker」を、家の中だけで使うつもりなら「SoundLink Bluetooth speaker III」をオススメします。
最後になりますが、急な訪問にもかかわらず、丁寧にアテンドしてくださった店員の皆様にこの場を借りて厚く御礼申し上げます。（最後の最後、帰り際に入口什器を倒してしまって申し訳ございませんでした！）
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