【レビュー】Olasonicブランド初のBluetoothスピーカー「TW-BT5」を試す~設定・音質評価編

スピーカー

音質について

個人的にOlasonicの卵型スピーカーに慣れ親しんでいることもあり、サイズ的にTW-S5またはTW-D5TVに近い音が飛び出してくると思っていたのですが、実際の音の印象はかなり違ったものでした。

その印象は、パッシブラジエターの径、前後面パネルのデザインが、ディフューザー等のスペック変更からくるものというより、単体のスピーカーから飛び出す、モノラルサウンドに対するものです。

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Olasonicの卵型シリーズは、特にニアフィールドにおける、クリアで解像度の高いサウンドや音場の広さが最大の特徴ですが、それもこれも2台一組のステレオスピーカーだからこそなんですよね。

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2台が1台になるとここまで変わるのかぐらい、個人的には印象がガラッと変わりました。ファーストインプレは「中域がふくよか、音場が狭い」です。これって上で言ったOlasonicスピーカーの特徴の真逆ですよね。

しばらくして気が付いたのですが、実はそう感じたのは、ニアフィールドという特定の条件下だったから。ニアフィールドといってもピンと来ない人もいるかもしれませんが、目の前数十センチぐらいの場所をイメージしていただければと思います。

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いくらディフューザーが進化しても、モノラルの音がステレオになるわけではありません。モノラルサウンドが広範囲にはき出されるだけです。なので自分の耳がスピーカーに近ければ近いほど拡がりが感じにくくなってしまっているのだと思います。

中域が強く感じるのは仕様変更やBluetooth絡みの特性かもしれませんが、内部でステレオからモノラルに変換して出力する過程で何らかのイコライズ処理されているのか…。

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試しに、手持ちの「TW-S5」を右チャンネルだけにして差同じ曲を再生してみましたが、TW-BT5同様に拡がりはなくなるのですが、高音の成分はこちらの方が残っているようにも感じます。

そんなこんなで、クリアで拡がりのあるOlasonicサウンドに慣れすぎていた耳に、ある種の衝撃を与えた「TW-BT5」サウンドだったんですが、その後色々と検証を続けていく中で、新たな発見がありました。

(次のページに続きます)

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