【レビュー】TDKブランドの全天候仕様アウトドアBluetoothスピーカー「A33」を試す~音質比較編

置き場所で変わる「A33」の音質

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当然のことですが、宅内であれば任意の部屋の、好きな場所に置いて、迫力のあるワイヤレスミュージックを楽しめます。

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目の前、数十センチ先に置けば、ニアフィールドならではの、拡がりのあるサウンドが楽しめますし、スピーカー背面に壁を背負わせた時などは、バッフル効果によりリファレンスサウンドで抑えていたより低い低音域が強調されるようになります。

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また、床のカーペットの上に直置きした場合などは反射音が吸収され、高音域が抑えられマイルドな音になります。

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部屋の広さはもちろん、床や壁の材質、カーテンやカーペットによってスピーカーから出てくる音が変わるので色々な場所で出てくる音の違いを味わえるのがBluetoothスピーカーの楽しみとも言えましょう。

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AAC対応のメリット

A33は高音質コーデックのAACに対応しています。AACはアップルiTunesで標準のリッピングに使われていて、配信楽曲などにも使われているフォーマット「AAC」と同じ意味です。

音源がAACなら送信時に再圧縮せずに送信可能なため、音の劣化が無いと言われています。なお、送信側受信側共にAACに対応している必要がありますので、iPhone、iPad、iPod touchなどとA33を組み合わせでその恩恵にあずかれます。

iTunesやmoraの有料音楽配信サービスやソニー運営のMusic Unlimitedの定額音楽配信サービスも楽曲のコーデックはAACなので、それらのサービスを多用する人はA33で劣化の少ない高音質音源を楽しめることになります。

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ちなみに自分は普段MP3の192kbpsのライブラリーを構築しているのですが、Music Unlimitedのサービスも常用しており、宅内のWi-Fi接続環境ではAAC 320kbpsの音源が再生可能なため、自分所有のライブラリーよりも高音質な音源がA33で実際にかなりの高音質で楽しめました。

動画の音声再生について

Youtubeなどの動画サービスも音声はAACフォーマット採用が進んでおり、スマートフォンやタブレットの動画アプリ経由で、遅延の少ない動画音声が楽しめるようになっています。A33はAAC対応なので、ペアリングする機器の組み合わせによってはそうした恩恵も享受できます。

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手持ちのiPad miniで色々試してみましたが、コンテンツによっては若干の遅延を感じるものがあるものの、Youtubeの動画や、DiXiM Digital TVなどのライブチューナー機能など、遅延が非常に少なく、ニュースやドラマなど、リップシンクに違和感を感じませんでした。

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