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イメーションさんから、TDK Life on Record Bluetooth Speaker Seriesのアウトドアワイヤレススピーカー「A33」のデモ機を貸し出していただきました。前回に引き続きレビューの音質編をお届けします。

なお、「A33」のレビューは今回が初めてという方は前回の「外観・基本性能編」を先にお読みいただけるとよい理解が深まると思います。

「A33」の音質に対する第一印象

今回の音質評価は日頃最も使用しているiOSデバイス(iPadmini/iPhone 5s)との組み合わせで検証しました。音源は基本的にCDリッピングしたものがMP3 192kbpsで、iTunes Storeで購入した音源はAAC 256kbps。ソースは個人的に好きなAOR系などを中心にかなりの時間をかけて聞き込みました。

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ペアリング後、一番最初に音を聞いた印象は、一言で言うと「クリア&リッチ」。高音域から低音域まで、全体的にバランス良く再生してくれるのですが、高域の解像感が高く、それが拡がりのあるリッチなサウンドに繋がっているように感じました。

完全にフラットではなく、低音域は若干抑制されつつ、中域から中高域にかけ周波数特性値はスムーズに上昇。増補された高音域により、楽器の音を自然な形で表現するのが「TDK Life on Recordシグネチャーサウンド」と呼ばれる同社のリファレンスサウンドとのことですが、A33から出てくる音はそれに近いものです。

初めて聞いた時は、低音域のパワー、とりわけ、パッシブラジエターの振動に驚きましたが、リファレンスサウンドの説明通り、超低域は抑えめなので、中域から高域にかけての解像感が損なわれずにいるのでしょうね。

ただ、低域が抑制されているとは言っても、普通に聞いたら十中八九、低音のパワーがスゴイと感じるはずです。サイズから想像できないパワーと言いたいところですが、BOSE SoundLink Mini Bluetooth speakerの音を先に聞いてしまったので、初体験時の感動は薄まってしまったのですが、それでもA33の低音のパワーはかなりのものだと思います。

BOSE SoundLink Mini Bluetooth speakerとの比較

名前を出してしまったのであえて比較してしますが、BOSE SoundLink Mini Bluetooth speakerより高域は確実に出ますし、全体的な音のバランスも良いと思います。が、筐体サイズもスピーカーの系も違いますし、なにより重さも違います。

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それだけの音が出せる筐体を採用しているのがA33ということなんですよね。なのでモバイル性能という観点で比較した場合は明らにA33よりも小さく軽いBOSE SoundLink Mini Bluetooth speakerの方に軍配が上がります。

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A33の音がいくら良くても、1,200gのスピーカーを鞄に詰め込んで気軽に外出という訳にもいきませんからね。クルマやバイクで移動がメインになる行楽のお伴には最適なBluetoothスピーカーと言えるでしょう。

また、BOSE非対応の防滴仕様なので、アウトドアはもちろん、飛沫や蒸気を気にしなくて良い場所に置くなどといった条件付きで、バスタイム(半身浴など)のお伴などににする使い方もあると思います。

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