【レビュー】バスタイムが楽しくなるTDKのワイヤレスシャワースピーカー「TW233」を試す~音質評価編

風呂場で使用

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シャワースピーカーというだけあって、基本的に浴室で使うことを大前提に音響設計されているのが「TW233」。部屋同様、風呂場の大きさも色々あるし、窓の有無や壁素材などによって音響特性も変わると思いますが、一般的には浴室内ではリバーブやエコーといった反響(反射)・残響が伴う音響効果が期待できますね。

昔、銭湯で「石けん投げて~」みたいなやりとりがあったことを思い出しましたが、そんなことはさておき、狭い浴室でも自分の声が反響するのは誰もが経験してますよね。カラオケでエコーのかかったマイクで歌うような効果が風呂のアカペラでも得られますが、風呂場で音楽を再生すれば、その音楽にも残響効果が加わります。

マイクのエコーでちょっと歌がうまくなったような気になるのと同様、部屋の中で普通に再生していた時よりも風呂場で聴く音楽の方が音が良くなったように感じるんですね、これが。

昨今、録音技術の進化により音楽そのものにも残響効果が付加されるのが当たり前ですが、好みの残響感を得るために古城で楽曲を録音したりするアーティストなどもいるぐらい、残響効果そのものが音楽にとって重要な要素になっているということを象徴していると思います。

なので、「TW233」に限らず、音が出るなにがしかの機器を風呂場に持ち込めば、どんなものにも残響効果が付加されることになるわけですが、日常でわざわざ風呂場で音楽を楽しむという人はまずいません。

ぶっちゃけ、普通に部屋で音楽を聴くなら「TW233」である必要も無いわけです。シャワーや半身浴など、バスタイムそのものを楽しくするためのツールが「TW233」であり、そのための防滴仕様なんですよね。極端な話、風呂専用のスピーカーという立ち位置なわけです。

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最近のスマホは防水対応で風呂場への持込も可能なものが多くなってきましたが、風呂場でのスマホ単体での音声再生はキンキンと耳に刺さるような高音が中心で正直聞けたものではありません。

「TW233」はパッシブラジエターのおかげで中低域がブーストされ、風呂場の中でもバランス良く様々な音源を再生してくれます。

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スマホが浴室の外にあって、スピーカー自体で曲送りや戻しがコントロールできるのが売りになってますが、防水対応のスマホを持ち込めばさらにバスタイムが楽しくなります。

音楽再生はもちろん、ワンセグやWi-Fi経由の動画再生、ゲームとなど、長時間の半身浴のお伴などにも最適ですよね。

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iPhoneなど、防水対応でないスマホでも市販の防水ケースなどを使えば浴室内に持ち込めます。実際、上のピンぼけ画像は防水ケースに入れたiPhone 5sで撮影したものです。ケース越しなのでモヤがかかったようになってしまってます。すいません。

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それと、浴室の利用でシャワーのみの場合がありますが、上の画像のような位置で「TW233」を使う場合、シャンプーで髪を洗っている時でもそれなりに音声が耳に入ってくるので、ワンセグのリアルタイム視聴等、シャワーの音でニュースのナレーションなどを聞き逃さずにすむのがうれしかったです。

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