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有線接続時のBluetoothヘッドホンの実力やいかに~デノンAH-NCW500、ソニーMDR-10RBT、BOSE AE2wで聞きくらべ」の最後でお伝えしたように、Bluetoothヘッドホンの有線接続の音質評価には、同等または同価格帯の有線タイプのヘッドホンと音質を聞きくらべる必要があるだろうということで、ソニー「MDR-CD900ST」、ゼンハイザー「MOMENTUM BLACK」、デノン「AH-D600」の3機種を用意。それぞれを、前回のBluetoothヘッドホン比較と同条件で聞きくらべてみることにしました。果たして、有線接続時のBluetoothヘッドホンの音質は、ノーマルのヘッドホンに勝てるのでしょうか…。

3機種の基本スペック

比較の前に、今回調達した3機種の基本スペックをまとめてみました。

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DENON SENNHEISER SONY
AH-D600 MOMENTUM BLACK MDR-CD900ST
ドライバーユニット φ50mm 未公表 φ40mm
感度 108dB 110dB 106dB
再生周波数帯域 5~45,000Hz 16-22,000Hz 5-30,000Hz
インピーダンス 25Ω 18Ω 63Ω
質量 365g(ケーブル含まず) 180g 約200g(コード含まず)
ケーブル 2本付属(Apple・標準)、リケーブル可 2本付属(Apple・標準) 直出し
価格 25,701円(Amazon)、39,800円(直販) 29,815円(Amazon) 18,900円(希望小売価格)

聞きくらべの環境

前回同様、高音質なハイレゾで試したいとうことで、PC(VAIO Z)にソニーのポタアン「PHA-1」を接続。再生ソフト「Foober2000」をWASAPI排他モードにて使用します。音源は以下の通り。

SONY ポータブルヘッドホンアンプ PHA-1

Daft Punk「RAM」から「Get Lucky」(PCM・16bit/44.1kHz)

ヒューマングルーブを前面に押し出したアレンジが様々な音楽通をうならせた今年最大の大ヒット洋楽アルバムの代表曲。オマー・ハキムの四つ打ちドラムにネイザン・イーストのうねるベースとナイル・ロジャースの16ビートカッティングが絡みが気持ち良い。延々と続く4小節コード進行ながらも、生演奏ならではの飽きがこないグルーブの変化を感じられるかに注目。

Random Access Memories

山下達郎「OPUS~All Time Best」から「Christmas Eve」(PCM・16bit/44.1kHz)

言わずとしれた、日本のポップスの金字塔。これを知らなければ日本人じゃ無いです。青山純、伊藤広規というお馴染みのリズム隊のシンプルなグルーブの上に、果てしなく拡がる達郎氏の多重録音のコーラスワークの再現性に注目。

OPUS 〜ALL TIME BEST 1975-2012〜(初回限定盤)

柴田淳「COVER 70’s」から「木綿のハンカチーフ」(FLAC・24bit/96kHz)

柴田淳が幼少の頃も慣れ親しんできた昭和歌謡がセレクトされたアルバムから太田裕美の代表曲。アレンジはギター2本、マンドリン、パーカッション、ベースというシンプルな編成。アンプラグドに近い編成の曲ゆえ、それぞれの楽器の音の聞こえ方に注目。

COVER 70’s

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