BOSE AE2wの有線接続を試す
Bluetoothアダプターをはずして専用のケーブルを装着する必要があるため、3機種中最も手間がかかる。音質は意外に最もモニター寄り。
「Get Lucky」
ステレオ感と音場の広さは他をしのぐ。クラッピングが左右でしかも複数いるのがわかる。ベースに手弾きならではの独特のうねりを感じる(おそらくはこれがオリジナルに近いのだろう)。ボーカルに厚みを持たせるユニゾンワークもはっきりと認識。
「Christmas Eve」
リバーブ効果が実に自然。4拍目のタンバリンがこの曲のキモであることがよくわかる。ベースはピック弾きの多い伊藤氏独特のアタックトーンが再現できているように思えるが、その分全体的には存在感は控えめになるようだ。かなりきつめに左右にパンしている(振ってある)パーカッションもしっかりと聞こえる。アカペラは音場の広さも相まって荘厳で感動的。
「木綿のハンカチーフ」
ハイレゾならではの解像感が最も感じられた。実際の楽器は少ないが、音場が広いのでアンサンブルに厚みが出て、センターの柴田のボーカルにも集中できる。ベースがエレキでは無くアコースティックだとわかるのはこのヘッドホンだけかも。
BOSE AE2wの有線接続時の音質に対する雑感
Bluetoothヘッドホンとしてのレビューと繰り返しになってしまいますが、有線接続になってもかつての低音命のようなBOSEのイメージとは全く異なる、素直にモニター音質に驚きます。
Bluetoothアダプター経由の方が音が良いという話もありましたが、音源の種類も環境も違うのでそのような判断は難しいと感じました。
Bluetoothアダプターも独自チューニングでかなり頑張っていることはわかるのですが、ポタアン経由でハイレゾ音源を聞いた限りは明らかに有線の方が上です。
Bose AE2w Bluetooth headphones
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