【レビュー】有線接続時のBluetoothヘッドホンの実力やいかに~デノンAH-NCW500、ソニーMDR-10RBT、BOSE AE2wで聞きくらべ

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ソニーのBluetoothヘッドホン新製品「MDR-10RBT」のレビューの最後で予告しましたが、近い価格帯のデノン「AH-NCW500」とBOSE「AE2w」3機種の有線接続時の音質について、個人的に興味があり試してみたので、簡単ですがレポートしてみたいと思います。

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なお、音の評価に関しては、主観的な部分や好み、感じ方に違いがありますので、その点についてはあらかじめご承知おきください。

3機種の基本スペック

DENON SONY BOSE
AH-NCW500 MDR-10RBT AE2w
タイプ オンイヤー オーバーヘッド オーバーヘッド
ドライバーユニット Φ40mm φ40mm 非公表
感度 112dB/mW 100dB/mW 非公表
再生周波数帯域 5-37,000Hz 5-40,000Hz 非公表
質量 305g 約210g 150g
有線接続 2.5mm→3.5mm 3.5mm→3.5mm 専用端子→3.5mm
通信方式 Bluetooth Ver3.0 Bluetooth Ver3.0 Bluetooth Ver4.0
対応コーデック SBC,AAC,aptX SBC,AAC,aptX 非公表
ノイズキャンセリング × ×
価格 49,800円(直販)

23,780円(Amazon)

26,800円(直販) 26,250 円 (直販)

聞きくらべの環境

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どうせなら高音質なハイレゾで試したいとうことで、PC(VAIO Z)にソニーのポタアン「PHA-1」を接続。再生ソフト「Foober2000」をWASAPI排他モードにて使用します。音源は以下の通り。

SONY ポータブルヘッドホンアンプ PHA-1

Daft Punk「RAM」から「Get Lucky」(PCM・16bit/44.1kHz)

ヒューマングルーブを前面に押し出したアレンジが様々な音楽通をうならせた今年最大の大ヒット洋楽アルバムの代表曲。オマー・ハキムの四つ打ちドラムにネイザン・イーストのうねるベースとナイル・ロジャースの16ビートカッティングが絡みが気持ち良い。延々と続く4小節コード進行ながらも、生演奏ならではの飽きがこないグルーブの変化を感じられるかに注目。

Random Access Memories

山下達郎「OPUS~All Time Best」から「Christmas Eve」(PCM・16bit/44.1kHz)

言わずとしれた、日本のポップスの金字塔。これを知らなければ日本人じゃ無いです。青山純、伊藤広規というお馴染みのリズム隊のシンプルなグルーブの上に、果てしなく拡がる達郎氏の多重録音のコーラスワークの再現性に注目。

OPUS 〜ALL TIME BEST 1975-2012〜(初回限定盤)

柴田淳「COVER 70’s」から「木綿のハンカチーフ」(FLAC・24bit/96kHz)

柴田淳が幼少の頃も慣れ親しんできた昭和歌謡がセレクトされたアルバムから太田裕美の代表曲。アレンジはギター2本、マンドリン、パーカッション、ベースというシンプルな編成。アンプラグドに近い編成の曲ゆえ、それぞれの楽器の音の聞こえ方に注目。元々iTunes StoreでAAC版を購入していたが、今回の評価のためにe-onkyoでハイレゾ版を購入。

COVER 70’s

(次のページに続きます)

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