【レビュー】スミノフCMで話題のBluetoothヘッドホン デノン「AH-NCW500」 を試す(番外編)

デノン謹製スマホ専用アプリの実力

これまでのレビューでは触れなかったのですが、デノンはヘッドホンを4つのLifestyleにカテゴライズして、それぞれのラインナップ向けにスマートフォン用のアプリを無償で提供しています。

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“Denon Audio App”は「Music Maniac」シリーズ用として、“Denon Travel App”は「Globe Cruiser」シリーズ用として、“Denon Club App”は「Urban Raver」シリーズ用として、“Denon Sport App”は「Exercise Freak」シリーズ用として無料でリリースされていますが、基本的にはどれを何と組み合わせても問題ありません。

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基本はスマートフォン内の楽曲再生とインターネットラジオ(Tune In)の再生がメインで、TravelとExerciseはその名の通り、さらに旅行やフィットネス系の機能が使えるようなアプリになっています。

iOS用Android用にかかわらず、基本的には誰もが無料で使えますが、現在はiOS用のみイコライザー機能を使いたい場合はアドオンで200円支払う必要がありますのでご注意ください。

iOS版とAndroid版で若干イコライザーの機能差があるのですが、実はこのアプリのキモはこのイコライザーにあります。

イコライザーで好みの音質に追い込む

iPhoneの標準のミュージックアプリではイコライザーは使えませんので、音質をカスタマイズすることはできません。(追記:アプリから直接イコライザーにアクセスはできませんが、設定で特定のイコライザーを有効にすることは可能です)

デノンの音楽アプリには、イコライザーや音響効果(Android版のみ)が任意にカスタマイズ可能で、Bluetooth経由での出力含め、自分好みの音質に追い込んでいくことができます。

Android版のイコライザーは64,256,1k,4k,16kの5バンド、iOS版はその倍の10バンドを調整可能。Android版はイコライザーのバンド数こそ少ないですが、iOSには無い、「バーチャライザー」「バスブースト」「リバーブ」の3つの音響効果を付加可能。

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個人的に一番ユニークだと思ったのがiOS版のイコライザー。実際にアプリを操作している状態を動画にしてみましたので見てみてください。なお、カメラの使い方が下手ででぼけてますが、雰囲気だけ掴んでいただければと…。

動画のように指先の直感的な操作で、グリグリしながら好みの音質に追い込んでいけます。プリセットデータを呼び出し、上下にスライドさせるだけでも音質が変わって面白いです。追い込んだデータをセーブできるのも魅力です。

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「AH-W150」や「AH-NCW500」の音質に不満を感じたら、このアプリで好みの音を見つければ良いというわけですね。なるほど。

ちなみに、このデノン謹製アプリはデノン製ヘッドホン専用でも何でもありません。他社製のヘッドホンと組み合わせて何の問題も無く使えてしまうのです…。実際、ダウンロードされている数も半端ないみたいです。

最近でこそiOS版はイコライザー機能がアドオン化されましたが、インターネットラジオの機能などは問題なく使えますし、イコライザーが使いたければ200円払えば良いだけのこと。太っ腹なデノンさんにありがとうと言わせていただきます。

番外編まとめ

2ヶ月ぶりに「AH-NCW500」を使い込んでみましたが、アプリとの組み合わせによる音質の向上等、新発見があって楽しかったです。

本体の重量と側圧の強さから、他と比べて装着感については厳しいモノがありますが、個性は突出していると改めて感じました。

ということで、Bluetoothヘッドホンとしての「AH-NCW500」の再評価はこれにて終了。次回は、他社製品を交え、有線接続時の音質比較のレポートをお届けしたいと思います。

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