Olasonic TH-F4N

カナル型ヘッドホンの革命 音茶楽 x Olasonicが実現させた最高峰の原音体験

Olasonicでお馴染み東和電子が音茶楽とコラボレーション。カナル型のハイエンドヘッドホン「音茶楽×Olasonic TH-F4N」を10月上旬より発売すると発表しました。価格はオープンで市場推定価格は48,800円。ワイヤードのヘッドホンですが、Bluetoothレシーバーなどと組み合わせて使えるということで紹介させていただきます。(お知らせ感謝です>東和電子さん)

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カナル型ヘッドホンでは閉管共振が起こす高域ピークによって「キツイ音」が生じますが、TH-F4Nは音茶楽開発の音響技術「ツイン・イコライズド・エレメント方式」を採用し「耳に優しく心地よい音」を実現したとか。以下、同機の主な特長です。

1、カナル型ヘッドホン特有の閉管共振による「キツイ音」を補正する「ツイン・イコライズド・エレメント方式」を採用

カ ナル型ヘッドホンでは、外耳道をヘッドホンで塞ぐことになり外耳道内の有害な閉管共振が発生。これがサシスセソが強調された「キツイ高音」と言われる理 由。TH-F4Nは「ツイン・イコライズド・エレメント方式」を用いる事により耳への装着時の特性の変化を補正し、耳に優しく心地よい音を再生。2つのド ライバーエレメントを対向させて配置し、エレメント間を位相補正パイプで接続。このパイプの長さを外耳道の長さに合わせる事で不要なピークを抑え、付帯音 の無い澄み切った音質を実現。

2.ツインドライバーによる低音再生能力の大幅な向上

Φ10mmドライバーエレメントを2個使用する事により、Φ13.5mm相当の大口径エレメントと同等な振動板面積を確保し、重低音域を余裕でドライブ。

3.ドライバーエレメントの不要な振動を排除する背面対向型レイアウト

2つのドライバーエレメントを背面対向させて配置する事で、振動系の反作用による不要な振動を抑制。メカニカルなアースの実現により今までに無い重厚な低音とクリアで繊細な高音が得られます。

4、徹底した防振処理による鮮明な音質

センターキャビネットには制振効果のあるM2052制振合金粉体塗料により防振処理を行い、併せて位相補正チューブにも防振塗装を施す事により今まで聴こえなかったかすかな余韻まで美しく再生。

5、「コンプライフォームイヤチップ」採用により、不快なタッチノイズを軽減

6、タンジェンシャルレス振動板を採用、歪み感の少ないクリーンな中高音域を実現

7、最大エネルギー積400 kJ/m3(50MGOe)の強力なネオジウムマグネットの採用と、併せてプレートとヨークの電磁純鉄の採用で強力な磁気回路を構成

8、プレートとヨークに銅メッキ処理を施し磁気歪みを低減

以下、送っていただいた技術資料をそのまま転載。

【カナル型ヘッドホンにおける閉管共振の影響】

①  通常の耳の特性

音が鼓膜まで届くには外耳道の影響を受けます。
(図1)の様に外耳道の長さは一般的に25mm~30mmと言われています。
外耳道は片側が鼓膜で塞がれていますのでλ/4、3λ/4で気柱共鳴します。(開管共振)
(図2)は25mm~30mmの開管が共振した時の鼓膜の位置での音圧-周波数特性です。3k後及び10kHz前後が共振により音圧が上昇しています。

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②  カナル型ヘッドホン装着時の特性

(図3)の様にカナル型ヘッドホンを耳に装着すると外耳道が塞がれます。
外耳道の両側が塞がれる事で共振のモードが変わります。即ちλ/2、λで気柱共鳴します。(閉管共振)
(図4)は25mm~30mmの閉管が共振した時の鼓膜の位置での音圧-周波数特性です。
6kHz前後及び12kHz前後が共振により音圧が上昇しているのが分かります。

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この6kHzの共振が刺さる様な高音の原因で特にサ行の音がきつく、音楽試聴の妨げになります。

③  従来技術で6kHzの共振を抑える対応

(図5)の様にカナル型ヘッドホンの音の通り道に直列に音響抵抗を設置します。
高い周波数ほど音響抵抗の影響により減衰するので音圧-周波数特性は(図6)の様になります。6kHz前後の共振は抑えられるものの、音楽再生に重要な10kHz以上の音域も大きく減衰してしまうため、ある程度の所でバランスを取ります。

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④  音茶楽「ツイン・イコライズド・エレメント方式」

(図7)2つのドライバーエレメントと位相補正パイプを組み合わせることで、破線の様に6KHz前後の不要な共振を抑えています。

10kHz以上の音域が損なわれること無く、6kHz前後の共振のみ抑える事が出来ます。

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図8、ツイン・イコライズド・エレメント方式

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「TH-F4N」の主な仕様

エレメント  Φ10mmダイナミック型×2 (片ch当たり)
音響方式 ツイン・イコライズド・エレメント方式
出力音圧レベル 104dBSPL/mW
周波数特性 3.5~35kHz
最大入力 400mW
インピーダンス 18Ω
質量 約18g
プラグ付きコード 1.2m(Y型)Φ3.5mm 金メッキステレオミニプラグ
付属品 コンプライフォームイヤチップ T-200 Lサイズ(Mサイズは本体に装着)
クロス、収納缶、取説兼保証書

東和電子さんのご厚意で、このヘッドホンを1週間ほど試用できる機会をいただきました。エージングに100時間ぐらいと聞いていたのですが、1週間ずっとヘッドホンを使えていたわけでも無いので、評価できるレベルに達してはいませんので、あっさりとしたインプレになりますことご了承ください。

(次ページへ続く)