【レビュー】Olasonic NANOCOMPO第3弾、ヘッドホンアンプ内蔵D/Aコンバーター『NANO-D1』を試す

入力別のサンプリングインジケーター表示

さて、ここで入力に応じてNANO-D1のサンプリングインジケーターがどのように変化するかを見てみましょう。

USB 96
ドライバーいらずの標準モード。前ページのパネル詳細の画像を参照ください。画像は特に用意しませんが、通常の音声再生時は【44.1】が点灯、96kHzのハイレゾ音源再生時には【96】が点灯。CD1接続時は場合により【48】や【88.2】が点灯するはずです。

USB196
D1買ったならこのモードで使いたいですよね。サンプリングインジケーターは、このモードで使う場合が最も変化するのではないでしょうか。

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96kHz/24bitの音源再生時は【96】が点灯。

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192kHz/24bitの音源再生時は【192】が点灯。同様に、176.4kHzの音源再生時は【176.4】kHzが点灯するはずです。

OPT
PS3を光デジタル出力で繋いでみました。PS3は通常で音声を48k出力しているので普通に接続すると【48】のLEDが点灯します。

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NANO-D1が192kHzまで対応するので、設定から「サウンド設定>光デジタル>Linear PCM 2ch 176.4kHz」に切り替えてみます。

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この状態からCDや音楽ソースを再生すると【176.4】が点灯します。

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また、設定から「サウンド設定>光デジタル>Linear PCM 2ch 88.2kHz」を選択し、192kHzを解除した場合は、CDや音楽ソースを再生時に【88.2】が点灯するようになります。

ちなみに、96kHz/24bitのリニアPCM音声収録のBlu-ray、角松敏生「Citylights Dandy」を再生するも、画面上では96kHzとの表示は出るがインジケーターは【48】のままでした。

ビデオ設定>BD-音声出力フォーマット(光デジタル)を、3種類それぞれ変更してから再度再生してみたがそれでも変わらず。ただ、音的にはLinear PCM出力を選択した時が一番良かったような…。Donald FagenのNightfly AntthologyのMVIディスク版で試してみても同じでしたが、オーディオセットアップでハイレゾに切り替えたら明らかに音質が向上したので、音は出ているのだと思います。

まとめ・雑感

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ラインアウト(RCA出力)はソニー「SMS-1P」なので実力診断が難しいですが、ヘッドホンアンプとしての性能は実に素晴らしいです。「MDR-1RBT」の有線接続でも試しましたが、ボリューム50%ぐらいでものすごい迫力。CDDAですが、DAFT PUNKの「Random Access Memories」など(Get Lucky最高!)は、MDR-CD900STよりMDR-1RBTの方がビートが強調されて音楽的に聞きやすいですね。

はやりの音楽に合わせてヘッドホンも進化しているようなので、ソースに合わせてヘッドホンを変えるのもNANO-D1オーナーの楽しみになるのではないでしょうか。ちなみに、ヘッドホン使用時でもラインアウトからも音は出ますが、我が家の環境ではラインよりもヘッドホン出力の方がレベルが高かったです。

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にしてもスゴイ世の中になったモノです。パソコンとNANO-D1とヘッドホンがあれば高音質のハイレゾ音源を思う存分楽しめるんですから…。諸々の事情でオーディオルームが持てないとか、夜にしか音楽が聴けない多忙なエグゼクティブ(?)な人たちに、是非とも使っていただきたい一品。というのは半分冗談ですが、音楽好きでお金に余裕がある人であればもっておいても損は無い一品なのでは無いかと思います。ま、自分は余裕が無いので買えませんが…。

ということで、分量としては長くなってしまいましたが、NANO-D1の個人的なインプレはこれぐらいで。メディアのレビューも楽しみです。

最後になりますが、NANO-D1のデモ機を試用できる機会をいくださった東和電子関係者の皆様に御礼申し上げます。

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