【レビュー】DENONのスポーツ向け防滴抗菌Bluetoothヘッドホン「AH-W150」を試す(4)~他社製イヤーピースで音質はどう変わる

※本レビューはソニ☆モバからの転載です

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DENON「AH-W150」ですが、公式に互換がうたわれているコンプライのイヤーピースTシリーズ(T400)のMサイズをゲットしたので交換して音がどう変わるのかを試してみました。

コンプライ(Comply)は補聴器のイヤーモールドとしても使用されている独自開発の低反発ポリウレタンを採用したイヤホンチップのこと。耳の内側に優しくフィットし、体温によって更に柔らかくなるので、長時間の装着でも耳を傷めないとか。パッシブノイズキャンセリング技術が、不要な音を遮断して周囲の環境音などの雑音を抑えながら、原音に近い音を伝えることを可能にするというのが売りのようです。

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ちなみに、Amazon取り扱いのT-400シリーズ(Mサイズ)は3ペアで1,980円。1ペア660円なので、片耳分でなんと330円。高いですよね…。

それと、以下がこれまでのDENON AH-W150に関するレビューです。興味のある方は先に一通り目を通していただいた方が何かとわかりやすいかもしれません。

DENONのスポーツ向け防滴抗菌Bluetoothヘッドホン「AH-W150」を試す(1)
DENONのスポーツ向け防滴抗菌Bluetoothヘッドホン「AH-W150」を試す(2)~ちょっと難しい装着方法を克服せよ
DENONのスポーツ向け防滴抗菌Bluetoothヘッドホン「AH-W150」を試す(3)~SBCでもかなりの高音質

さて、コンプライTシリーズ(T400)ですが、遮音性と密着感は格段に向上するのですが、それに伴い低音のが量感が激しく増え、全体がモッコモコで不明瞭な音になってしまいました。うーん、これはかなり微妙…。これだったら、そこそこ低音が鳴る標準のMやLで良いっす。

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次に先日開催されたヘッドホン祭りで入場の際にもらった「Hippo Form」なるイヤーピース。こちらもコンプライに近い素材なので音質もそれに近い感じですが、低音がコンプライよりは抑えめでまだ聞きやすい。ロックやポップス、ビートのきいたダンス系などがソースならありです。

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ソニーのアイソレーションイヤーピース(Mサイズ)はサイズが微妙に違うので装着が少々面倒ですが、使えないことは無いです。音の方は正にモニターですね。低音は若干抑えめで、高域から中域まではバランス良く鳴ってくれます。ジャズやクラシックなど、繊細な音楽向きかな。あとこのイヤーピースは耳から外す時にシリコンゴムが裏返ることがしばしばあって、中のスポンジが飛び出して下の画像のようになります。ぐにゅぐにゅっとやれば元通りになるんだけど、そうならないようにもう少しゴムを固めにするとか、なんとかならないもんでしょうか、ソニーさん。

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最後にもう一度標準のMサイズに戻してみましたが、スポーツやトレーニング用途ならこれが一番良いかなという印象。低音の量感こそコンプライ系には負けるけど、タイトさは上。ベースなども音の動きがはっきりと認識が出来ました。これで最終的なチューニングをしているだけあって、一番しっくりくる音に仕上がってるんですよね。ということで、いくつかイヤーピース交換してみたけど、最終的には標準タイプがベストというのが個人的な見解です。ちゃんちゃん。

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