■Bluetooth Connection Kitのクセを理解する
なんと、ペアリングできる機器は1台のみ(シングル)でした。シンプルで安価なレシーバーということもあるのか、複数台のペアリング情報の記憶はは出来ないようです。送信側の機器を変更する場合はいちからペアリングしてあげる必要もあります。
さらに、2回目以降の自動接続もしてくれません。一度でも電源を落とすと、送信側から再度接続を確立する必要があります。ペアリング自体は1回で良いのですが、使いたいと思ったらBluetoothコンパネからいちいち「TOSI」をタップしないといかんのです。これが面倒。
また、A2DPオンリー仕様のようで、D7IPのリモコンでの再生操作はできませんでした。
あと、これもメーカーのWebに記載があったんですが、ドックスピーカーは5V対応製品でのみ利用可能とのこと。12V対応機器では使えないでそうです。
■音声出力なiOSアプリ(一例)
ミュージックアプリは当然ですが、以下のようなアプリでBluetooth Connection Kit経由で音声出力が可能でした。
音声出力可能(OK)
ビデオ、YouTube、WOWOWメンバーズオンデマンド、Ustream、ニコ生、ニコ動、iKaossilator、Animoog、GrooveMaker、Xenon、Bloom、鷹の爪団、ラップムシ、iMovie、Pocket Guitar、Guitarist、Tab Toolkit、Podcast、Lismo Unlimited、インターネットラジオアプリ全般、ゲーム娯楽系アプリ全般
音声出力不可(NG)
GarageBand、TENORION、Amplitube、DJ RIG、テレビ、TVモバイル、StrumStage、iShared
楽器・DJ系は非対応のものがちらほらありますが、音声出力対応の市販の延長ケーブルを使うと出力できますよん。>iPod/iPhone対応ドックスピーカーシステム「Olasonic TW-D7IP」でiPadを充電しながら音楽を楽しむ技
■音質や反応速度について
iPhone 4Sメインで使ってますが、Bluetoothの.3.0対応の威力もあるのか、レイテンシはほとんど無い感じ。動画アプリで試しても遅れはほとんど認識できません。シンセアプリなどでもかなりのスピードで追従してくれますよん。
音質は価格からして正直期待してなかったんですが、これが予想を遙かに超える音でびつくり。2,500円でこれだけの音が出るなら十分でしょ。もしかしたらACC対応だったりして…。
■まとめ
ペアリングの手間とリモコンの再生機能が使えないことをのぞけば、D7IPとの相性はバッチリ。本体を直接装着するドックスピーカーの制約から解放されるだけでどれだけ便利になるかは、Bluetoothスピーカーを使ったことがある人ならわかってもらえますよね。
メーカーにペアリング関連の仕様を改善してもらって、TW-D7のオプション品として販売すればと進言しようと思ったけど、東和電子さんもワイヤレス化については当然色々考えているはず。それまでのつなぎとして、2,500円程度で手軽にワイヤレス化できるなら安いもの。iPhone&D7IPオーナーには特におすすめしたい一品です。
また、D7IPにアナログ接続しか出来ないXperiaのようなスマホや最近のウォークマンのようなBluetooth対応音楽プレイヤーなどと組み合わせて使う方法も当然ありです。
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