ドッグタグタイプのワイヤレスヘッドホン「BIT-BSH18」を試す

■プロファイルについて

対応プロファイルはパッケージ裏面に記載されていますが、その意味するところをWikipediaのBluetoothより転載。

A2DP (Advanced Audio Distribution Profile)
音声をレシーバー付きヘッドフォン(またはイヤホン)に伝送するためのプロファイル、HSP/HFPと異なり、ステレオ音声・高音質となる
AVRCP (Audio/Video Remote Control Profile)
AV機器のリモコン機能を実現するためのプロファイル
HSP(Headset Profile)
Bluetooth搭載ヘッドセットと通信するためのプロファイル、モノラル音声の受信だけではなく、マイクで双方向通信する
HFP (Hands-Free Profile)
車内やヘッドセットでハンズフリー通話を実現するためのプロファイル、HSPの機能に加え、通信の発信・着信機能を持つ

このうち、AVRCPについてなんですが、珍しくBSH18は再生機器側からボリュームコントロールも出来ます。ちなみに、自分が持っているBluetooth機器でこれができるのはソニーRollyだけです。

BSH18はペンダントタイプゆえに、ボリューム操作も用意であることは確かなんですが、動画再生時などはプレイヤーを片手に吊革につかまってるみたいなことも多く、むしろプレイヤー側からボリュームできた方が便利なんですよね。

なお、再生機器によってはボリュームの遠隔操作ができないものがあります。手持ちの機器で可能だったのは、ウォークマンA829とWMポート対応のウォークマン+NWB1の組合せ、PSP goやiPhone3GではNGでした。

■音質&性能について

付属のステレオイヤフォンはおまけなので、これで音質を語るととんでもないことに…。てことで、手持ちのソニー「EX90SL」に差し替えて評価することにします。モニター品質で売れに売れたモデル。

コンテンツ送出側はPSP go。BSH18との組合せで利用可能な音声コンテンツは実に多彩。ゲームの音声はもちろん、ビデオや音楽、ロケーションフリープレイヤー、インターネットラジオ、などなど。パッケージにアイコン入りで対応を大々的にうたっているだけあります。

ちなみに、PSP goとのペアリングは以下の手順で行います。XMBの[設定]から[Bluetooth機器設定]を選択し、[Bluetooth接続]を“入”に切り替え。この時、PSP go本体右上のBluetoothマークがあるLEDが青く点滅。BSH18を先述のペアリング待機モードにしたのち、PSP goの[Bluetooth機器管理]より“新しい機器の登録”を選択。「BSH18」が現れたらパスキー(PINコード/ペアリングキー)にゼロ4つ「0000」入力で終了。ペアリング後は、PSP go本体右上のBluetoothマークがあるLEDが青色に常時点灯となります。

ソースにもよりますが、EX90SLでの再生品質は思った以上にクリアで悪くないです。音楽再生ではイヤフォンをPSP goにダイレクトに繋いだ時と比べて、低域の音ヤセ感は否めませんが中高域はそこそこ出ており、個人的には全くの許容範囲。喧噪の中で楽しむ分にはほとんど気にならないです。余裕があるなら、ソースによってイヤフォンを使い分けるのも手ですね。

あと、動画などの音声遅延についてですが、ソニー製のBDレコーダーのお出かけ動画で試してみましたが、口の動きのズレなどはほとんど感じないです。これも2.1+EDR搭載ゆえの効果なんですかね。また、組み合わせるイヤフォンや再生ソースに関係なく未再生時のノイズが若干ですが気になります。まあそれも静かな場所で使ってみてのこと。電車などでの移動時や街中で使っている分には気にならないレベルです。

とにもかくにも、この品質で3,900円はコストパフォーマンス高いと思います。

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