ア・ホール・イン・ザ・ウォール

マーク・ジョーダンのサードアルバムがWestwood Recordsから再発されました。AORファンにお馴染みなのはセカンドアルバムに当たる「Blue Desert」ですが、このサードアルバムは当時のAORブームを受け、1983年に日本のSOUND DESIGN RECORDSによって制作されたアルバムです。日本制作ながら、参加ミュージシャンも豪華で、グレイドン&フォスターのエアプレイチームの他、トトからはスティーブ・ルカサーやマイク・ポーカロも参加。また、ギターのロベン・フォードや、ペイジズのコーラス参加も見逃せません。

参加メンバーの顔ぶれで、出てくるサウンドは想像が付くと思いますが、打ち込み主体の楽曲が増えた80年代前半にあって、それに相反するかのようなウォームサウンド。全体を通して人間味あふれる良質なAORアルバムに仕上がっています。もちろん、意図的に狙っているサウンドメイキングではありますが、AOR好きな人なら飽きずに何度でも聞けるのではないかと思います。

しかし、CDの帯にあるコピーには苦笑。「洗練された都会派AORサウンドにビターでソウルフルなボーカルが響く」ですからね…。

ちなみに、ゲイリー・カッツプロデュースによる彼のデビュー・アルバムの『マネキン』を探してはや数年。中古市場もチェックしてるんですが、どこにも売ってなくて…。どなたか情報をお持ちじゃありませんか?

などと、エントリーを書きつつ、久しぶりに金澤さんの「LightMellow.com」をのぞきに行ったら、「turntable diary」でこのアルバムのことが取り上げられていたではありませんか。金澤氏的には曲のクオリティは「Blue Desert」よりこのアルバムの方が上だとか。ほうほう。でも「Blue Desert」もリマスター版がでれば評価は変わるかもしれないですね。ワーナー版のCDはこれまたマスタリングがひどいからなあ…。

※ソニモバからの転載です。